ことし3月、石川県宝達志水町で、県道に落ちた石に車が衝突する事故があり、道路を管理する石川県は、イノシシが掘った複数の穴によって道路脇の斜面が不安定になり、石が落ちた可能性が高いとみて、運転していた男性に11万円余りを賠償する方針です。 運転していた男性にけがはありませんでしたが、車のバンパーの傷痕などから落ちた石は20センチほどの大きさだったとみられています。 道路脇の斜面は落石を防止するため、10メートルほどの高さまでコンクリートで覆われていますが、さらに上の斜面を県の職員が調べたところ、イノシシが掘ったとみられる穴が複数見つかったということです。 石川県によりますと、イノシシはミミズなどの餌をとるために穴を掘ることがあるということです。石川県はイノシシが掘った穴で斜面が不安定になって石が落ちた可能性が高いとみて、道路管理者として車を運転していた男性に11万円余りを賠償する方針です。
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