【水曜スペシャル】(221) 二階俊博幹事長とズブズブのワンマン理事長…創業家一族の“女帝”が支配する東京女子医科大学のブラック経営 新型コロナウイルス感染拡大に対応する医療のエッセンシャルワーカー看護師を蔑ろにしている東京女子医科大学。創立120周年の名門である筈の“白い巨塔”では、創業家一族がブラック経営を加速させていた。 (取材・文/フリージャーナリスト 小石川シンイチ) 「深刻だとは思うが、足りなければ補充するしかない。現在はベッド稼働率が落ちているので、仮に400名が辞めても何とか回るのでは。最終的にベッド数に見合った看護師を補充すれば良いこと」――。そう語るのは東京女子医科大学理事会の代理人だ。同大理事会は、4~5月の収支が30億円近いマイナスとなったとして、教職員の今年度の夏季一時金をゼロとすることを同大労組に通達。冒頭の発言は6月25日、組合が理事会の代理人弁護士と団体交渉