米ニューオーリンズを代表するミュージシャン、ドクター・ジョン(Dr. John/本名:Malcolm John Rebennack Jr.)が6月6日に死去。彼の家族が明らかにしています。死因は心臓発作。77歳でした。 ドクター・ジョンはルイジアナ州ニューオーリンズ生まれ。父親がレコード店を経営していたこともあり、少年時代からジャズ、ゴスペル、R&Bを聴いて育つ。当初はギタリストを目指していたが、クラブで演奏中に喧嘩に巻き込まれ左指薬指を負傷し、ピアニストに転向。 60年代半ばにロサンゼルスに移り、スタジオ・ミュージシャンとして活動を開始。ソニー&シェールの紹介でアトランティック・レコードと契約し、1968年に1stアルバム『Gris-Gris』を発表。1972年にはニューオーリンズの古いポピュラー音楽を蘇らせた試みとして高い評価を受けた名盤『Dr. John's Gumbo(ガンボ)』を