ブックマーク / kaikaji.hatenablog.com (4)

  • 梶ピエールの備忘録。 - だめだこりゃ

    内田樹氏の『街場の中国論』が店頭に並んでいる。以前のブログでの記述からある程度予想できたことではあるが、はっきり言って全くお勧めできない内容である(よってリンクは貼らない)。「儒教圏のすすめ」「専門家批判」など、書の主張の是非についてはとりあえずおいておくとして、やはり看過できないのは事実関係についての記述の誤りだ。 このの中に具体的な歴史に関する記述はそれほど多くはないのだが、そのなかでも明らかにおかしい点が混じっており、読むとかえって混乱するので、中国に詳しくない人はまず読むべきではない。かといって中国に詳しい人間が読んでもそこから得られるものはほとんどないだろうけど。 最もひどいと感じたのは第二次世界大戦後の台湾に関する部分で、日の敗戦から二.二八事件とその後戒厳令の発令を経て国共内戦の終結、さらにその後の白色テロ、という基的な事実関係に関する知識があやふやなために支離滅裂と

    梶ピエールの備忘録。 - だめだこりゃ
    hana53
    hana53 2017/05/18
    内田先生、十年前の『街場の中国論』の「基本的な事実関係に関する知識があやふやなために支離滅裂ともいうべき」と指摘された台湾関連記述と、こたびのシンガポール、フィリピン関連記述、お変りばえないようで
  • イリハム・トフティ氏の解放を求める署名運動 - 梶ピエールのブログ

    7月5日のウルムチの事件に関しては、その後日のメディアも積極的に独自の取材などを行っているが、実態については依然として未解明の点があまりに多い。 その中で、日のメディアではほとんど報じられてないが重要な動きがあった。現在中央民族大学教授であり、ウェブサイト「ウイグル・オンライン*1」の創設者であるイリハム・トフティ氏がウェブサイトで民族対立を煽る情報を流したという疑いで当局に身柄を拘束されたと伝えられており、それに対してかの「08憲章」の署名メンバーが中心となり、当局にイリハム氏の開放を求めるアクションを起こしている。 これについては、いつもながらsinpenzakkiさんの記事に詳しい。 http://blog.goo.ne.jp/sinpenzakki/e/45070f936c9ae91c55d814726cbd2efc http://blog.goo.ne.jp/sinpenza

    イリハム・トフティ氏の解放を求める署名運動 - 梶ピエールのブログ
  • 7月5日ウルムチでの騒乱に関して - 梶ピエールのブログ

    最初日のメディアは新華社のニュースをそのままタレ流すだけでやはりダメだと思ったが、6日の報道ステーションはかなり時間を割いて双方の言い分を報道するというスタンスで、水谷尚子氏にも取材を行うなど、かなり頑張っていた。ただコメントが加藤千洋氏というのはあまり適任ではなかったと思うが。 ・・とはいえやはりこの件についてはBBCなど英語圏の報道が背景の解説も含めて圧倒的に詳しい。それに引換え、「東洋のBBC」を目指しているはずのNHKは7時のニュースを見る限り広東省韶関での事件にも言及しないなど、かなりお粗末な時間の制約があったとしても不満の残る報道姿勢だった(9時のニュースではちゃんと報道していたようです)。 少し前だが、グアンタナモに収用されていたウイグル人がパラオに移送されたときも、日ではほぼベタ記事扱いだったが、NYTが非常に詳しい報道を行っていた(これとかこれ)。日ごろからの取り組み

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  • 革命と大衆動員 - 梶ピエールのブログ

    中国社会と大衆動員―毛沢東時代の政治権力と民衆 作者: 金野純出版社/メーカー: 御茶の水書房発売日: 2008/10メディア: 単行購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (4件) を見る 書は、どちらかという総力戦を説明する概念装置であった「大衆動員」をキーワードとして、毛沢東時代の中国における政治変動、なかんずく文化大革命というきわめて特異な現象の発生を説明しようとした力作である。 中国革命の初期の段階において、農村での中国共産党の活動が重要な役割を果たしたことは言うまでもない。しかし、いったん中華人民共和国が成立すると、社会主義国家建設の重点は次第に都市に移っていく。 そのような人民共和国初期の大衆動員は、「企業丸抱え社会」を通じた都市住民への利益誘導とイデオロギー教育によって共産党政権を磐石にすることを目標に行われた。しかし、そういった「上からの」大衆動員は次第に

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    hana53
    hana53 2009/02/11
    読まないと
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