「こんなはずじゃなかった」 この言葉が、妊娠中のわたしの心に少なくとも100回以上は浮かんだのではないだろうか。 じゃあどんなはずだったのか。 わたしがまだ子どもを授かる前、街で見かける妊婦さんたちは、その全員が例外なく幸せそうに見えた。 そりゃあ個々にさまざまな苦労はあるのだろうが、外から見たわたしの目にはそう映っていたのだ。 当のわたしもずっと子どもが欲しいと思っていて、「女の子だったらこの名前にしよう」と、なんと高校生のころから考えていたのだ。 そしてお腹に子どもが宿ったときも、やっぱり嬉しかった。 だけれどその後のわたしの生活は、思い描いていたような「ハッピー」なものとは程遠いものだった。 とにかくずっと体調が悪いし(初期はつわり、後期は腰痛に悩まされた)、大好きなお酒は飲めないし、夫は仕事やめちゃうし。 特に夫との関係がうまくいっていなかったことが精神的な打撃として大きく(一時期
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