【第0回】短編小説の集いのお知らせと募集要項 - Novel Cluster 's on the Star! 面白そうな企画があったので、書いた。山も谷も落ちも無いけど、初めてそういうものを書こうとしたんだから、許してあげなさい。凄く恥ずかしいんだからね!! 題:秘密 「美里の実家ってさ、りんごをウサギの形に切ったりしてた?」 湊川光一はりんごを丸ごとかじりながら、飯田美里に聞いた。先日TV番組でそのようなシーンを目にしてから、自分も丸ごとかじりたくなってたまらず、美里の住むアパートに来る前にスーパーで買ってきたりんごである。晩御飯は、すでに大学の友人と外で食べてきている。 「うーん、そういうのなかったな、うちは。」 美里は自分の晩ご飯を手際よく用意しながら答えた。光一と話しながらも、作業が淀むことは全く無い。 「そうなの。」 「そうなのよね。」 「じゃあ皮はついてた?剥いてた?或いはまさ