火炎瓶のようなものに火をつけ、香川県子ども女性相談センター(高松市)の敷地内に投げ込んだとして、高松北署は11日、いずれも自称で大阪府在住の工員の女(33)を威力業務妨害の疑いで逮捕した。 「施設の人を出てこさせようと思った」と容疑を認めているという。 発表では、女は同日午前2時10分頃、油様の液体を入れた瓶にトイレットペーパーを詰めて火をつけ、施設内に投げ込んで業務を妨害した疑い。防犯カメラの映像を見ていた職員が気づき、110番。駆けつけた署員が消し止め、火事にはならなかった。 女は昨年11月、県内に住んでいた時に出産したばかりの男児を同センターに職権で保護された。事件前日の10日昼、同センターを訪れ、「子供を返してほしい」と要求。拒否され、同日午後8時頃に再訪して門外に居座っていたという。