NHKの子会社「NHKアイテック」は社員2人が放送関連施設の工事などを実態のない会社に発注するなどの方法で、およそ2億円を着服していた疑いがあることが東京国税局の税務調査の過程で明らかになったと発表しました。NHKアイテックは引き続き、国税局の調査に協力するとともに社内調査をNHKとともに進め、刑事告訴を検討するとしています。 それによりますと、NHKアイテックの本社と千葉事業所に所属するいずれも40代の男性社員2人は平成21年から、これまでに放送関連施設の工事や業務を実態のない会社に発注するなどの方法で、会社の金およそ2億円を着服していた疑いがあるということです。 これらの工事はテレビの地上デジタル化に伴い、アナログ放送の受信施設を撤去したり、国の補助金の対象となる難視地域の共聴施設を設置したりするものなどで、合わせて500数十件、総額およそ4億円が発注され、このうち、およそ2億円を不正
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