韓国の情報機関、国家情報院とソウル中央地検は23日、ソウルの地下鉄情報などを不正に入手し、北朝鮮に報告したとして、国家保安法違反の疑いで国家安全保衛部所属の女工作員(36)と地下鉄公社「ソウルメトロ」の元幹部の男(52)を拘束したことを明らかにした。聯合ニュースが伝えた。 2人はインターネットのチャットで知り合い、その後恋人関係に発展。元幹部は女が北朝鮮の工作員と知った後も、地下鉄総合司令室の非常連絡網や非常事態発生時の対処要領など、テロ組織が悪用しかねない機密文書300枚余りを手渡していた。(ソウル 水沼啓子)