中央公論社 1996年 「21世紀の資本」などという本を買ってきたためか、何となく20世紀を論じた本が気になって、橋本治さんの「二十世紀」とか何冊か本棚から取り出してぱらぱらと見てみた。この本は1996年の刊行で、買った当時一部は読んだ記憶があるが、全部はみていなかったと思う。対談本であり読みやすく、結局、2時間ほどで通読してしまった。備忘のため少しメモしてみる。 ある本を読んで、その感想をネタにして語り合うという形式の本である。 [ ]内はわたくしの感想メモ。 「カメラとアメリカ」(ゴールドバーグ『美しき「ライフ」の伝説』) アメリカには「だれもが皆、何者かである」という暗黙の御託宣があって、アメリカ人はみんな、自分はひとかどのものであるはずだと思っている」とハッカーというひとがいっている。(山崎) [日本の若者も段々そうなってきているのではないだろうか? 「世界でただ一つの花」] 2