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ブックマーク / book.asahi.com (134)

  • asahi.com:政治化する30代論客 同世代による思想誌創刊へ - 出版ニュース - BOOK

    政治化する30代論客 同世代による思想誌創刊へ 2008年01月19日 沈滞がささやかれて久しい論壇で、このところ若手、とりわけ30代の活躍がめざましい。格差や若者労働にナショナリズム、社会主義革命。政治の再生を強く、時に過激に、問題提起してみせる。80〜90年代初めに流行したポストモダニズムの「脱政治化」の流れを変える勢いで、この世代による思想誌の創刊も決まっている。 ■格差打開 今だからレーニン 「微温的な左翼では駄目。もっと強烈な思想を対象にしたいと思った」 日学術振興会特別研究員、白井聡さん(30)は、昨春発表した『未完のレーニン』(講談社選書メチエ)の執筆動機を、そう語る。ブルジョア国家を破壊する革命はユートピアではなく、プロレタリアートの来的な「力」の結集によって現実に、常にすでに起こっているという主張を、フロイトも絡めて読み解く政治思想の書。各紙書評のほか、昨年を代表する

  • asahi.com:21歳のケータイ小説家、「すべてフィクション」 - ひと・流行・話題 - BOOK

    21歳のケータイ小説家、「すべてフィクション」 2008年01月21日 中学生の優基と幼なじみの麻樹の恋を描いた「もしもキミが。」、病気で麻樹を失った優基のその後をつづった「今でもキミを。」。凜さん(21)が高校から短大時代に手がけたケータイ小説が大ヒットし、も計80万部のベストセラーになった。 ケータイ小説家・凜さん 「将来は親子関係をテーマにした作品も書ければ」と話す凜さん=行橋市内で 両手の親指を動かして携帯電話で執筆し、投稿サイトに送信する。指の文字入力の動きに携帯の画面が追いつかず、突然電源が落ちたりすることも。「携帯の消耗が激しく、年に1回は買い替えます」と笑う。 「ケータイ小説家といわれても実感はありません。雑誌やテレビ、新聞社の取材が入るようになったぐらいで、自分としては、別に性格も変わらないし」 小学生のころから文章を書くのが好きだった。ケータイ小説は中学3年のとき、偶

  • asahi.com:島田雅彦さん「読むに堪えない」 ケータイ小説に挑戦  - ひと・流行・話題 - BOOK

    島田雅彦さん「読むに堪えない」 ケータイ小説に挑戦  2008年01月18日 「ケータイ小説は、おじさんにとって読むに堪えない」「おもねる気はない」。泉鏡花文学賞などを受けた作家・島田雅彦さんが、「ケータイ小説」に挑戦する。20日から朝日新聞朝刊で連載が始まる「徒然王子」を、朝日新聞の携帯サイト「朝日・日刊スポーツ」で同時掲載する。新分野に挑む意気込みを聞いた。(アサヒ・コム編集部) 20日から始まる新聞連載小説「徒然王子」の作者、島田雅彦さん 「新聞小説をケータイ小説にする」と眼光鋭く語る プロモーションムービー撮影のひとコマ。「これのどこが面白いんだ?」 「徒然王子」の携帯向け配信で、新しい島田雅彦ファン、新規読者をどのくらい獲得できるのか――。 「まったく未知数。でも、今年は運勢が向いてくるらしいので、そこにかけてみたい。アクセス数がそのまま社会的影響力とは結びつかないところがネット

  • asahi.com:「吾妻鏡」に「日本書記」… 史書の現代語版、出版続々 - ひと・流行・話題 - BOOK

    「吾鏡」に「日書記」… 史書の現代語版、出版続々 2008年01月04日 平氏を倒し、鎌倉幕府を打ち立てた源頼朝。その挙兵から将軍宗尊(むねたか)親王の追放までを記録した歴史書「吾鏡(あづまかがみ)」の現代語訳の刊行がこのほど始まった。ほかにも「日書紀」などの現代語版の出版も相次ぐ。いま、歴史書を現代語で読む意味とは何なのだろう。 『現代語訳 吾鏡』(吉川弘文館)は全16巻。『新訂増補国史大系』版を底に選び、五味文彦・放送大学教授(日中世史)らが、十数人がかりで現代語に訳している。昨年10月に第1巻が刊行、11年までに完結させる予定だ。 「吾鏡」は14世紀ごろに成立したと考えられる鎌倉幕府の将軍の年代記で、豊富なエピソードが特色の一つ。徳川家康が愛読したことでも知られる。 ■読みやすく注 「企画は8年ほど前からありましたが、思ったより時間がかかりました」と吉川弘文館の宮川久

  • asahi.com:鉄道ファンも驚くマニアぶり 100冊突破 - ひと・流行・話題 - BOOK

    鉄道ファンも驚くマニアぶり 100冊突破 2007年12月25日 特殊車、貨車、車両工場……。生半可な鉄道マニアではついていけないマニアックなテーマで毎月刊行を続ける「RMライブラリー」が、ついに100冊を突破した。(アサヒ・コム編集部) 100冊に達したRMライブラリー 100冊目を手にする名取編集長 特急はつかり用のディーゼルカー80系。1960年の公式試運転のあと。この写真とここから下の2枚はいずれも、RMライブラリー「国鉄車輛誕生」(星晃さん著)から。 国鉄の架線試験車、モヤ4700。1960年に時速175キロの狭軌鉄道最高速度(当時)を樹立した 相模鉄道の5000系 RMライブラリーは、月刊の鉄道趣味誌「レイル・マガジン」などを発行する出版社ネコ・パブリッシングが、1999年8月から毎月1冊出している。B5判のブックレットだ。 何十年も前に廃止された地方の私鉄や、貨車、特殊な車両

  • asahi.com:本の自動販売機、キオスクで人気 首都圏JR5駅 - ひと・流行・話題 - BOOK

    の自動販売機、キオスクで人気 首都圏JR5駅 2007年12月19日 首都圏の駅のキオスクに文庫の自動販売機が登場した。意外な組み合わせが、意外な人気を呼んでいるようだ。 「活字をめぐる風景としてとても新鮮。マニアックな品ぞろえにも興奮して、思わず写真まで撮ってしまいました」。作家の亀和田武さんは、実際にホームで見た時の驚きをこう語る。 文庫自販機が池袋、恵比寿、田端、中野、西日暮里のJR5駅に登場したのは今春から。お金を投入して商品番号を押すと、がドスン、と落ちてくる。 1台の機械に16点が並ぶ。たとえば京極夏彦『魍魎(もうりょう)の匣(はこ)』、安野モヨコ『美人画報』、水木しげる『総員玉砕せよ!』……。亀和田さんが言うように、確かに傾向がつかめないラインアップだ。 当初は、ベストセラーや、キオスクで売れる男性向けの歴史もの、ミステリーを中心に並べた。 だが、いつも売り切れていた

  • asahi.com:既刊文庫、仕掛けて売れ オビ変えたら60万部 - ひと・流行・話題 - BOOK

    既刊文庫、仕掛けて売れ オビ変えたら60万部 2007年12月05日 刊行から13年たった文庫が今年突然、累計60万部のベストセラーになった。きっかけはに巻くオビの文言を変えたこと。発売から時間がたっても「仕掛ければ売れる」と業界を活気づけた。ロングセラーの定番と読み捨てのペーパーバックに二極化している文庫の世界で、新しい“売れ筋”をどう作り出すか、関係者の試行錯誤が続く。 ◇ 「91年度のこのミステリーがすごい! 第1位」 こんなオビを新潮社が志水辰夫の『行きずりの街』(新潮文庫)につけたのは昨年末。94年に文庫化され、10年間で12万5000部が出て動きは止まっていたが、あれよあれよという間に売れ出した。郷里で塾を営む元教師が、かつて勤務した学校の暗部に迫るという10年以上前のミステリーが、1年で大ベストセラーともいえる50万部近くを売り、大きな話題になった。 一般的にオビは編集

  • asahi.com:働くを考える:若者が働きやすい社会のあり方とは(1) - 特集 - BOOK

    働くを考える:若者が働きやすい社会のあり方とは(1) 2007年11月26日 田由紀さんインタビュー 1 2 3 教育社会学者 田由紀さん ほんだ・ゆき/東京大学大学院教育学研究科比較教育社会学コース准教授。1964年徳島県生まれ。日労働研究機構研究員、東京大学社会科学研究所助教授などを経て現職。著書に『若者と仕事』『多元化する「能力」と日社会』、共著に『「ニート」って言うな!』などがある。 非正規雇用が労働者の3人に1人に増え、ニート、ワーキングプア、ネットカフェ難民といった言葉がマスコミをにぎわす今、若者の労働環境に異変が起きている。若者の労働や就職事情に詳しい、教育社会学者の田由紀さんに話を聞いた。 ■復活が閉ざされた現実 ――ニートというと、「社会性がなく、働く意欲のない若者」といったイメージがありますが、田さんは著書の中でそれは間違いだと言われています。 日では90

  • asahi.com:池澤夏樹さん、高村薫さん 「言葉」みつめる時評集 - ひと・流行・話題 - BOOK

  • asahi.com:「自費出版の本、増刷されない」 新風舎を2著者提訴へ - 出版ニュース - BOOK

  • asahi.com:新作はタヌキが主役「有頂天家族」 森見登美彦さん - ひと・流行・話題 - BOOK

    新作はタヌキが主役「有頂天家族」 森見登美彦さん 2007年10月22日 もてない先輩と無邪気な女子学生のラブコメディー『夜は短し歩けよ乙女』で山周五郎賞を受賞した森見登美彦さん(28)が、新作『有頂天家族』(幻冬舎)で、ホロリとさせる家族愛を描いた。といっても主人公はタヌキ。「人間では恥ずかしくて書けないメロドラマを、思いつくだけ盛り込んだ物語の王道」と話す。 主人公は、京都・下鴨神社そばの森に住む名門下鴨家の三男矢三郎。傑物といわれた父が、鍋となって人間にくわれたのはなぜかという謎を追いかけながら、日々を面白おかしく生きようとする。責任感ばかり強い長男と、根暗でカエルに化けたままの次男、甘えん坊の弟らと力を合わせて宿敵・夷川家と戦い、気むずかしい天狗(てんぐ)の赤玉先生や美しい悪女弁天にきりきり舞いさせられる活劇だ。 ひねくれた自意識過剰の大学生を主人公とする『太陽の塔』でデビュー。

  • asahi.com:「売れ残った本」半額に 出版社17社、ネットで本格販売 - 出版ニュース - BOOK

    「売れ残った」半額に 出版社17社、ネットで格販売 2007年10月07日 再販契約で定価販売を義務づける出版業界で、「売れ残った」をインターネット上で値引き販売しようという試みが、12日から格的に始まる。これまでの絶版や期間限定の割引販売から一歩進め、小学館や集英社、講談社、文芸春秋などの大手出版社が、絶版の一歩手前の「在庫僅少(きんしょう)」を提供し、半額で通年販売する。出版不況で書籍の4割が読者の手に届かず返品されるなか、価格を拘束しない「第2の市場」を創設しての復活をはかるのが狙いだ。 販売するのは、小学館と集英社などの関連会社、昭和図書(大竹靖夫社長)が運営するインターネットのショッピングサイト「ブックハウス神保町.com」(http://www.bh−jinbocho.com/)。 昭和図書の呼びかけで、今春から小学館、集英社など4社が、初版発売後1年以上経過し、

  • asahi.com:出版、断てるか負の連鎖 書店や取次会社の試み始まる - ひと・流行・話題 - BOOK

    出版、断てるか負の連鎖 書店や取次会社の試み始まる 2007年08月17日 出版業界がもがいている。総売り上げは減り、の寿命は縮まり、廃業する書店が後を絶たない。ネット書店の伸長も既存書店には逆風だ。それでも「をつくっても売れない、読者の手に入らない」という「負の連鎖」を打開しようと、書店や取次会社の試みが始まっている。 出版流通の仕組み 書籍の発行点数と市場規模の推移 ■手に入らない 町の屋、新刊枯渇 東京・JR新小岩駅北口にある第一書林は130平方メートルほどの典型的な「町の屋さん」だ。入り口に8月、ベストセラーの『反転―闇社会の守護神と呼ばれて』(幻冬舎)が平積みで7冊積まれていた。 「うちぐらいの規模だと、単独で新聞広告に載ったを確保するのは大変なんです」と店長の大熊恒太郎さん。 昨年12月に約20法人の書店が共同出資する有限会社「NET21」に加盟してから新刊が入手しや

  • asahi.com:第20回三島賞・山本賞 候補作決まる - 出版ニュース - BOOK

    第20回三島賞・山賞 候補作決まる 2007年04月26日 第20回三島由紀夫賞・山周五郎賞(新潮文芸振興会主催)の候補作が発表された。選考会は5月15日、東京・虎ノ門のホテルオークラで開かれる。 候補作は以下の通り(敬称略)。 【三島賞】西川美和『ゆれる』(ポプラ社)▽谷有希子『生きてるだけで、愛。』(新潮社)▽柴崎友香『また会う日まで』(河出書房新社)▽いしいしんじ『みずうみ』(同)▽佐藤友哉『1000の小説とバックベアード』(新潮社) 【山賞】恒川光太郎『雷の季節の終わりに』(角川書店)▽恩田陸『中庭の出来事』(新潮社)▽森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』(角川書店)▽伊坂幸太郎『フィッシュストーリー』(新潮社)▽楡周平『陪審法廷』(講談社) 三島賞の選考委員は島田雅彦、高樹のぶ子、筒井康隆、福田和也、宮輝、山賞は浅田次郎、北村薫、小池真理子、重松清、篠田節子の各氏。 ゆれ