“納豆はかき混ぜるほどにうまくなる” 美食家・北大路魯山人が残した名言、というかうまい納豆の食べ方である。 そんな、「魯山人の納豆」を再現できるアイテムがある。 開発したのは食品会社ではなく、おもちゃメーカーのタカラトミーアーツである。 その名も『究極のNTO(納豆)』。おもちゃメーカーがなぜ納豆なのか? 魯山人の納豆(以下、魯山人納豆)をいかに再現したのか? 本当に再現できているのか? もろもろのギモンを解決すべく、開発者のもとを訪ねた。 ▲お話を伺ったのはタカラトミーの有賀さん(左)と村田さん(右)。 ——なぜ、おもちゃメーカーなのに納豆マシンを作ったんですか? 「元々、弊社ではお菓子をおもしろおかしく食べる『(※)おかしなシリーズ』というクッキングトイを製造しており、様々なメーカーの定番商品とコラボしてきました。その一環でお菓子に限らず、身近な食材にも幅を広げてみようとなったのがきっ