路線バスと聞くと「アナログ」とか「ローカル」のイメージが強いのですが、実は結構「ハイテク機器」で支えられている部分もあります。 そこで今回は路線バスの運行を支えるシステムの一端を紹介しようと思います! 方向幕や車内放送はワンタッチ 路線バスを始発停に着ける際、運転士は方向幕と車内放送を今から運行する系統に設定します。 一昔前までは方向幕を設定してから該当する系統の案内放送用カセットテープ(8トラ)をセットするなど独立した工程だったのですが、最近は定められたコードを設定器に入力することで、方向幕・車内の自動放送・運賃表示器などのすべてがその系統に設定されます。 ▲系統設定器 ちなみに、系統と一口に言っても同じ路線で経由地や始発停が異なるケースもあるので、設定器用のコードも「○○経由は7011」「△△経由は7021」と言う具合で振り分けられています。 余談ですが、この番号を間違えると方向幕の誤
「拘束時間は長くて、休みも少ない、おまけに給料も安い」と言われているバス運転士のシフトは様々なルールの下で決められています。 そのルールのひとつが『自動車運転者の労働時間等の改善のための基準(改善基準告示)』と呼ばれるものなのですが、実は運転している当人(運転士)が知らないことが多いんですね。 私自身はブログなどで情報発信している関係上、こういった決まりにもある程度精通しているのですが、今日はその中から『休日』について解説してみようと思います。 一般的にサラリーマンの休日と言うと「0時から24時までの丸一日(24h)」と解釈されますが、バス運転士の休日は改善告示基準で32時間以上と決められています。 これは24時間の休日に休息期間(前の乗務が終わって、次に乗務するまでの時間)の8時間が加わっている関係なのですが、少しややこしいので図解してみました。 例えば、一日目の乗務が0時で終わった場合
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