国土交通省は9月から、バスやタクシー、トラックが、旅客と荷物を運ぶ「かけもち」ができるよう大幅に規制を緩和する。 ドライバー不足を受け、運送事業者を貨物と旅客にそれぞれ特化させてきたあり方を転換する。利用者が減少する地方の交通網の維持を図る狙いもある。 8月上旬にも道路運送法などに関する新たな通達を地方運輸局に出す。 これまでは路線バスに代表される乗り合いバスに限り、旅客と一緒に350キロ・グラム未満の荷物を運ぶことが全国で認められていた。岩手県や宮崎県のバス会社は、数年前から、宅配最大手のヤマト運輸と共同で「かけもち」事業を行い、バス内に荷物を載せる専用のスペースを設置している。 今回の規制緩和により、荷物の重さの上限がなくなり、たくさんの荷物が運べるようになる。
JR常磐線いわき―竜田駅(福島県楢葉町)間で22日、かつての特急「スーパーひたち」の車両(651系)が普通列車として再登場した。地域の人に親しまれた車両が再びふるさとの鉄路を1日2往復する。 いわき駅午前9時22分発の一番列車には、いわき、広野、楢葉の沿線3市町の首長が乗車。竜田駅では、ミルキーホワイトの4両編成の車両の到着を地元の人ら約100人が出迎えた。 座席は背もたれを倒すことができるリクライニングシート。「乗り心地がよく、皆さんに喜んで頂けると思う」と松本幸英・楢葉町長。今後、3市町のゆるキャラでラッピングした車両の運行も目指すという。(杉村和将)
22日からの記録的な大雨で、秋田県内では住宅や農地への浸水が相次ぎ、秋田―盛岡間で秋田新幹線がストップするなど影響が拡大している。23日になって雨は収まりつつあるが、県などは引き続き河川の氾濫(はんらん)などに警戒するよう呼びかけている。 気象庁によると、活発な梅雨前線の影響で、秋田県内の11カ所の観測地点で前日からの24時間の降水量が観測史上最大を記録。秋田地方気象台によると、23日昼までの24時間雨量は秋田市雄和で348・0ミリ、横手市で311ミリ、仙北市角館で295・5ミリなどという。 国土交通省湯沢河川国道事務所によると、23日午前に大仙市の雄物川が氾濫し、市内の3地区で住宅や農地などが浸水した。大仙市や由利本荘市など3市1町は浸水や土砂崩れなどの危険が高まったとして、計約2万6千人に避難指示を出している。 JR秋田新幹線は終日、盛岡までの区間を運休した。東北電力秋田支店によると、
全国屈指の名門高、筑波大学付属高校(東京・文京)。120年以上の歴史があり、卒業生には文豪の永井荷風、元首相の鳩山一郎、旧三菱財閥の岩崎家の子弟など現代史に名を残す人材を次々輩出している。高等師範学校の流れをくみ、筑波大付属小学校、同中学校、そして同高校と続く。日本の小中高教育をリードしてきた名門校だ。文京区大塚にある筑付を訪ねた。 高3生、男女で大縄飛び「もっと跳んで」。6月下旬、筑付の校庭で、40人前後の生徒が一緒になって大縄飛びをしていた。男子と女子が大騒ぎしながら楽しそうに跳ねている。那須和子副校長に「何年生ですか」と問うと、「高3ですよ。(10月の)スポーツ大会の練習でしょうね」と笑いながら話す。半年後には、東京大学など難関大学を受験する生徒たちばかりだが、いずれも余裕の表情で、あまりにも朗らかな笑顔に驚いた。 ホームルーム中の教室をのぞくと、これまた不思議な光景に出くわした。男
今朝、踏切が鳴っていたので待っていたら、「のぞみ」などとして走る白い16両編成のN700系新幹線が出現。全国でここだけの、珍しい光景が見られました。 浜松工場への途中、1か所だけ 踏切で待っていたら、現れたのは白い16両編成のN700系新幹線――。2017年7月22日(土)の朝、そんな珍しい光景が見られました。 踏切を自走して通過するN700系新幹線(2017年7月22日、恵 知仁撮影)。 「のぞみ」「ひかり」「こだま」として、東海道・山陽新幹線を走るN700系新幹線。それが自走して通過する踏切が全国で1か所だけ、静岡県浜松市に存在します。 東京駅と新大阪駅を結ぶ東海道新幹線の「本線」と、車両の検査や整備を行うJR東海・浜松工場を結ぶ“引き込み線”の途中に踏切が1か所あり、浜松工場へ出入りするN700系や700系といった東海道・山陽新幹線を走る新幹線車両が時折、そこを通過するのです。 この
JR東海の新幹線車両を整備する浜松工場。リニューアルされ初めて、その一般公開イベント「新幹線なるほど発見デー」が開催されました。「車両削りロボ」など従来なかった光景が出現したほか、「ドクターイエロー」車内見学なども行われています。 リニューアル後、初の一般公開 変わったその風景 クルマの車検のように、鉄道車両にも法定の定期検査があります。そのもっとも大掛かりなものを「全般検査」といい、JR東海の新幹線車両は同社の浜松工場(静岡県浜松市)でそれを受けています。 2017年7月22日(土)、この浜松工場の一般公開イベント「新幹線なるほど発見デー」が開催されました。 「先頭車研ぎロボット」に車体を“削られる”N700系新幹線(2017年7月22日、恵 知仁撮影)。
京王電鉄が有料着席列車運行に向け、16年ぶりの新車を導入。首都圏私鉄でそうした列車が増えるなか、“名車”5000系の名を受けついだその車両には、京王の新しい時代を担うべく、これまでになかったさまざまな能力が与えられました。 京王の歴史になかった外観デザインと「5000」の意味 京王電鉄が16年ぶりに投入する新型車両5000系が2017年7月19日(水)、報道陣へ公開されました。 同社は2018年春から、通勤利用などを想定した有料の座席指定列車を初めて運行する予定で、この5000系はそれに向けて製造された車両。京王電鉄の新しい時代を担うべく、さまざまな新しい特徴を持っているのがポイントです。 京王電鉄の新型車両5000系。有料の座席指定列車などに使われる(2017年7月19日、恵 知仁撮影)。 この新型車両が持つ「5000系」という車両形式は、1963(昭和38)年に登場し鉄道友の会から「ロ
都営大江戸線は開業後、支出が大きく赤字続きで批判もありました。ただ近年は利用者数が上昇傾向で黒字化も近いようです。そこにはどのような理由があるのでしょうか。 総工費1兆3500億円の「英断」 東京の地下を「6」の字に走る都営地下鉄大江戸線。2017年で開業から26年目を迎えますが、経営状況の大幅な改善により黒字化が視野に入りつつあります。 大江戸線は新宿の都庁前駅を起点とし、飯田橋、両国、大門、六本木を経由して都庁前に戻り、そのままさらに北西の東中野、練馬を経由して光が丘駅(東京都練馬区)へ至ります。建設路線延長(実キロ)は43.58kmで、単一の地下鉄路線としては日本でもっとも長い路線です。 建設費用も膨大で、光が丘~新宿間の放射部は約3991億円、新宿~都庁前間の環状部は約9583億円、あわせて約1兆3574億円に上りました。1kmあたりの建設費は312億円です。浅草線は1kmあたり4
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