ブックマーク / www.christiantoday.co.jp (3)

  • 長崎・浦上の被差別部落とキリシタン 作家の高山文彦さんが講演 東京・練馬

    長崎の原爆によって壊滅した長崎市浦上地区にまつわる人々を取り上げた『生き抜け、その日のために―長崎の被差別部落とキリシタン』(解放出版社)を2年前に出版した作家の高山文彦さんが26日、東京・練馬区役所で講演した。190人の市民が、50分間の講演に耳を傾けた。 講演で高山さんは、浦上で被差別部落が生まれた歴史的経緯に触れつつ、浦上地区の被差別的な風土が長い年月をかけて醸成されていった背景を説明した。 浦上地区には、古くから弾圧を受けてきたカトリック信者と、被差別部落の人々が暮らしていた。両者は江戸時代から隣り合う土地に住み、時の権力者によって、監視する側とされる側という対立状態に長く置かれていた。 被差別部落の祖先も、江戸時代の初めまではキリシタンだった。しかし、キリシタンが弾圧される時代になると、被差別部落の人々は仏教に改宗した。やがて、一部の人々は長崎奉行所のキリシタン取り締まりにも関わ

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  • エルサレム首都認定、トランプ政権の決断とその波紋 どうして米国はイスラエルを重要視するのか(3)

    米国がイスラエルを支援する社会的要因、歴史的要因は前回までで概観できたように思う。「抑圧され続けてきた民族」としてのユダヤ人へ援助の手を差し伸べることは、道義的に正しいこと、と米国は捉えた。そして、前近代的で非民主主義的なイスラム国家に周りを囲まれる状況で、民主的な立憲国家として存続しようとする彼らを応援するのは、民主国家の先輩である米国の役割となる。 2013年3月にイスラエルを公式訪問したバラク・オバマ前大統領は、米国とイスラエルの共通項を挙げ、イスラエル支援の正当性を説明した。イスラエルが「自分たちの土地で自由になる」という理念のもと、世界中から移民を受け入れたことは、かつて同じように新たな土地へ理念を持って入植していった米国の歴史と重なるところがある、と捉えたのである。 しかし、このような「イスラエル観」を根底で支えている思想とは何か。それは、米国とイスラエルのみ通用する独特な「宗

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  • 心の中の叫びを自分で書くこと 若松英輔さん講演会「詩を取り戻す」開催

    キリスト教文化講演会で講師を務めた批評家・エッセイストの若松英輔さん=27日、教文館ウェンライトホール(東京都千代田区)で 批評家・エッセイストでカトリック信徒の若松英輔さんによる第32回キリスト教文化講演会(教文館主催)が27日、教文館ウェンライトホール(東京都千代田区)で開催された。集まった約60人を前に、「詩を取り戻す」というテーマで語った。 『イエス伝』(中央公論新社)、『内村鑑三をよむ』(岩波書店)など、キリスト教をテーマにした著作も精力的に発表する若松さんは、今年4月に初めてとなる詩集『見えない涙』(亜紀書房)を刊行した。講演会の冒頭、若松さんは、「詩は詩人だけが書くものではない。『詩を取り戻す』というテーマには『詩人から詩を取り戻す』という意味が込められている」と明かした。 「人は、思っているより自分を知らない。でも、書くことによって自分が何を思っているかが分かる。特に、小説

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