行動ターゲティングが日本で登場して約10年。DSP(デマンド・サイド・プラットフォーム)やRTB(リアルタイム入札)の登場以降は、ユーザーへの広告表示1回ごとに入札競争が行われ、「枠から人」という言葉も生まれた。しかし、ネット上の行動捕捉は、消費者行動の中の一部でしかない。DSP/RTBが単なる顕在層への「リタゲツール」にとどまったままではもったいない。 リアル行動データの価値とは 消費者のリアルな場での行動を捕捉した「リアル行動データ」は大きな可能性を秘める。例えば、住宅展示場に足を運んだ人は、住宅メーカーにとっては、のどから手が出るほど欲しいターゲットである。自社展示場まで赴いてくれた人なら、営業担当者が対応することもできるが、来訪者にとってみれば、すべての展示場を見て回ることは不可能に近い。自動車メーカーにとって、その人が実際に自動車をどのように使っているのかは、もっとも知りたい情報
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