投資家は貯蓄型の保険を大抵批判する。 保険なんてものは手数料ビジネスだからそれら経費のかからない自己の資産運用に比べれば間違いなく劣るという論法だ。 なるほど全くもって理にかなっている。ただ、保険には投資にはないメリットが1つある。それは税控除。そしてこれはおまけとしてだが、保険についてはカード払いによる利点も存在する。 そういったところまで含めれば現在の個人年金保険の利率は投資と比べて劣るのだろうか。 そこで僕は現状の個人年金保険がその保険自体の返戻率、また控除などを含めてどの程度の利回りとなるかを調べてみる事にした。また実際の低リスク帯でのインデックスファンド等における投資と比べてどれだけ戦えるかについても検証してみた。 条件としては ・30歳男性 ・60歳になるまで積立を行う ・積立額は所得税控除が受けられる上限となる年間80,000円と設定 ・現状定年とされている60歳から受取を開