千葉市の農地と住宅が広がる一角に、金属スクラップを高く積み上げた「ヤード」と呼ばれる野外解体・保管施設がある。鉄のフェンスで囲まれた中では、重機が轟音を響かせながら鉄の破砕処理をしていた。 【14回の指導も改善なし】騒音、火災、汚染…中国系スクラップ施設「法律無視の操業」全貌写真 「解体作業時に発生する『ガーン! ガーン!』という金属音が響きわたり、毎日うるさいんです。数年前には夜中にスクラップから火が出て2日間燃え続け、ヘリコプターが空中消火をするほどの騒ぎになりました。 リチウムイオン電池から発火したのではないかと言われていますが、この時はいつこちらに燃え盛る炎が来ないかと心配で夜も眠れませんでした。ヤードを経営するのは中国系企業で言葉も通じない。周りにどんなに迷惑をかけても、近所に謝罪もしないんです。周辺は静かな場所でしたが、ヤードのせいで一変してしまいました」(近隣住民) ヤードは