米・University of Illinois Urbana-ChampaignのMegan L. Woodbury氏らは、妊娠中のアセトアミノフェンの使用が生まれた子に及ぼす影響を検討するため、535組の母児を対象とした前向きコホート研究Illinois Kids Development Study(IKIDS)を実施。その結果、妊娠中のアセトアミノフェンは児の幼少期における注意力低下に関連している可能性があるとNeurotoxicol Teratol(2024: 101: 107319)に報告した。 使用の理由、期間、回数を出産までに6回確認 アセトアミノフェンは現在、妊娠中に安全に使用できる唯一の解熱鎮痛薬だが、胎内曝露により胎児の神経発達に悪影響を及ぼす可能性が複数の研究で示されている。しかしほとんどの研究において、薬剤使用データは母親の1~2回の自己申告に基づいていることから、