NHK広島放送局が原爆被害を伝えるために運用していたツイッターのアカウントを昨年末に削除していたことが4日、同局への取材で分かった。朝鮮人を巡る投稿が差別をあおっていると批判されたアカウントだった。 同局広報担当者は「当初から企画終了に合わせ閉鎖は決まっていた」と述べ、批判を受けての削除ではないとした。識者からは「説明もなく削除するのは、公共放送として責任を果たしていない」との声も出ている。 ツイッターは「もし75年前にSNSがあったら」という設定で昨年3月に始まった。1945年8月20日の出来事として投稿した内容が差別扇動だとして市民から抗議を受けた。