新型コロナウイルス対策としての学校でのマスクを巡り、政府が今春の小中高校などの卒業式や入学式はマスクなしで参加できるように調整していることが3日、関係者への取材で分かった。「着用を推奨しない」との指針案を検討しており、専門家の意見を聞いた上で校歌斉唱時の扱いといった課題を整理する。早ければ来週にも各教育委員会に周知する。 【画像】上りエスカレーターで最前列の人がせきをした場合の飛沫拡散のイメージ 政府は新型コロナの感染症法上の位置付けを5月8日に「5類」へ移行するのに伴い、マスク着用は屋内外を問わず個人の判断に委ねる方針を決め、ルール緩和の時期や効果的な着用の場面を示すとした。文部科学省は、政府としてのマスク着用の在り方がまとまり次第、教育委員会を通じて学校へ指針を伝えるが、学校現場には緩和に慎重意見も根強い。 関係者によると、式典中に児童生徒同士が会話することはほとんどないが、校歌や国歌
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