Trickle-down economics has never worked. It’s time to grow the economy from the bottom up and middle out.
Trickle-down economics has never worked. It’s time to grow the economy from the bottom up and middle out.
前回はアベノミクスの概要を説明し、経済成長率や物価上昇率のような重要な目標が達成されていないこと、働いて暮らす人びとの生活があまり改善されていないことを説明しました。しかし国民は、民主党政権時代のだらしのない態度に辟易して、いまでも安倍政権に淡い期待を抱いているようです。「信頼できる野党がない」との意見には同情しますが、「だから安倍政権が信頼できる」と考えるのは筋違いです。それはともかく、政権や政党の善し悪しとは別に、政策それ自体の善し悪しを検証する必要があるでしょう。 さて、安倍政権が国民に期待を抱かせる論法のひとつにトリクルダウンがあります。これは、国民が全体的に潤うためには、「まずお金持ちが潤わなければならないんだ」とする不思議な論法です。 トリクルダウンは、いまでも経済学界でほとんど支持されていない珍説といえます。しかし、熱烈なファンがいることも事実です。しかも政策立案の発想に採用
2018年9月14日、自民党総裁選に向けて行われた安倍晋三氏と石破茂氏の公開討論において、安倍氏がこう言った。 「先ほど石破氏から『今の安倍政権がとっているのはトリクルダウンの政策だ』という趣旨の話をいただきましたが、私はそんなことを一度も言ったことはありません」 安倍政権が掲げる経済政策はアベノミクスと呼ばれているが、アベノミクスと聞くと自然とトリクルダウンという言葉を連想するのは私だけではないはずだ。 トリクルダウン(trickle down)とは、「滴り落ちる」という意味で、経済においては「富める者が富めば、やがて貧しい者にも富が滴り落ちる」という考え方を指す。説明の際に、シャンパンタワーの頂上からシャンパンが注がれている図をよく目にする。 この安倍氏の発言を受けて、同氏が国会において「トリクルダウン」という言葉を発した部分を調べてみた。 2016年3月28日予算委員会。 “今の御指
【山村哲史】広島市の歓楽街、流川(ながれかわ)にあるお好み焼き店「徳川総本店」では今年に入り、レジ前の募金箱に千円札が入ることが増えた。「心の余裕が出てきたのかな」と店長(33)は感じる。 広島市とその周辺は大手自動車メーカー、マツダの企業城下町だ。市内には年間51万台を生産できる本社工場があり、広島県内で自動車関連産業で働く人は6万人を超える。 半年前まで、マツダは輸出でのもうけがふき飛ぶ「超円高」に苦しみ、4年続けて赤字に陥っていた。ところが、安倍政権になって円安が進むと、輸出が息を吹き返し、今年3月期決算では黒字に転じた。 春闘では夏冬合わせたボーナスが平均133万円になり、昨年の101万円から大きく増えた。管理職の最大10%の給与カットも5月からもとに戻った。 「入社祝金10万円」。広島市内の求人誌に誘い文句が並ぶ。マツダの求人広告だ。県内では、自動車関連で新たに働き手を求める求人
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