「突然のお電話失礼致します。こちらは世論調査ドットコムです」 その電話は今年3月20~27日の間、東京・世田谷区内の不特定多数の世帯に一斉にかかってきた。4月の区長選直前で選挙の構図は電話の1カ月前に一変。4選確実とみられた現職の保坂展人氏に対し、自民党と日本維新の会が異例の共闘で、元財務官僚の内藤勇耶氏をブツけてきた。 【写真】維新“逃げ恥”作戦でまさかの万博ポスター差し替え?「大阪」表記が消えた疑惑を協会に直撃 電話は女性の声を録音した自動音声。「保坂区長について意識調査をしております」との前置き後、「公用車で別荘に何度も行き来している」「秘書を区の外郭団体に縁故採用した」と一方的に流れてきた。「すでにご存じだった方は1を。ご存じなかった方は2を押してください」──プッシュすると電話が切れる仕組みとなっていた。 すぐ保坂氏の後援会事務所には「不審な電話があった」と報告があり、その数は約