19日、南北は続けざまに二つの文書に署名した。南北首脳がまず「9月平壌共同宣言」に、次いで南北の国防部トップが「歴史的な板門店宣言履行のための軍事分野合意書(以下、軍事合意書)」に署名した。 まずはそれぞれの読み方をまとめる。 「9月平壌共同宣言」の読み方平壌共同宣言。両首脳のサインがある。写真は平壌写真共同取材団。[全訳] 9月平壌共同宣言(2018年9月19日) https://news.yahoo.co.jp/byline/seodaegyo/20180919-00097442/ 6項目で構成された平壌共同宣言の内容はざっくりと3つに分けられる。 (1)「実質的な終戦宣言」 まずは軍事的緊張関係の解消だ。南北を分ける「軍事境界線」の南北2キロに設定された「非武装地帯(DMZ)」が重武装化されている現実を踏まえ、この地域を真の非武装地帯にするとした。詳細は「軍事合意書」で細かく規定され