検察官の定年延長を可能にする検察庁法改正案が、今週中にも衆議院を通過する見込みだ。(冒頭写真=「毎日」5月12日) そんななか、この改正案に反対するツイッターへの投稿が400万件にも達しているという。 というのは、今年1月31日、政府は法解釈を曲げて閣議決定により黒川弘務東京高検検事長の定年を半年延長した。 現状では、検察官は検事総長以外は63歳が定年。したがって黒川氏の場合、誕生日を迎える2月7日で定年になっていたが、これで今現在も東京高検検事長の地位にある。 そして、今回の改正案では、「内閣が定める事由があると認めるときは」1年を超えない範囲で検事長を務められ、さらにこの「事由が引き続きあると認めるときは」期限を延長(最長3年)できるという内容。 つまり、繰り返すが、本来は定年退職していなければならない黒川氏だが、現在も検察ナンバー2の東京高検検事長の地位にあるどころか、この検察庁法改
警視庁公安部が昨年12月、朝鮮大学校(東京・小平市)の元男性教員を詐欺容疑で逮捕。「北朝鮮の工作員だった」と発表した。近年において同種のケースは、2003年にも警視庁が、2012年には大阪府警が摘発している。これらのうち、2012年の事件では、ジャーナリストの李策氏が「北朝鮮の工作員」とされた男性を直接インタビューしている。以下は、「工作員」の肉声を込めたレポートである。 「久しぶりやな。いきなりでビックリしたで」 2013年2月のある日曜日の朝、突然の訪問だったにもかかわらず、男は愛想よく言って握手を求めてきた。会うのは12年ぶりだが、闊達さは昔と変わらない。促されるまま、近所の喫茶店に向かった。 「あんまり長い時間、付き合うことはでけへんぞ」 そんな物言いとは裏腹に、男は数時間にわたり、私の取材に付き合ってくれた。口は重く、受け答えはあくまで慎重である。しかし、断片的に語られた言葉の裏
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