「持続化給付金」の事業を国から委託された社団法人が、業務のほとんどを大手広告代理店に再委託していることについて、梶山経済産業大臣は問題はないという認識を示しました。 これについて、梶山大臣は2日の記者会見で「いろんな業務が混じっている。ウェブでの申請に限っていて、どういう人材をどこに張り付け、どういう手順を踏んで支給するかという中で、こういった形を取った」と述べました。 そのうえで、電通に直接委託しなかった理由について、梶山大臣は「過去に電通が直接補助金などの交付事務を受託した際に、受け取った人から国の制度に応募したのに振り込み元が『電通』だったことから、問い合わせが集中したことがあった。そのため電通からは直接受託しないことを原則としていると聞いている」と述べ、再委託に問題はないという認識を示しました。 経済産業省は、業務を民間に委託するために公募を行い、競争入札の結果、「サービスデザイン
菅義偉・官房長官の側近政治家には、選挙にまつわるカネの疑惑がつきまとう。法相を辞任した河井克行氏と妻で参院議員の案里氏には、辞任のきっかけとなった参院選のウグイス嬢買収疑惑に続いて、地元県議にカネを配っていた疑惑が発覚、国会で公選法違反を追及されている。 選挙区への香典問題で経産相を辞任した菅原一秀氏の後任に起用されたもう1人の菅側近大臣、梶山弘志・経産相にも、2年前の茨城県知事選でカネまみれ選挙を指揮した過去がある。 梶山氏は菅氏が“政治の師”と仰ぐ故・梶山静六自民党幹事長の長男で、菅側近としては河井氏、菅原氏の“兄貴分”にあたる。初入閣も一足早かった。 問題の茨城県知事選は梶山氏が地方創生相に入閣した直後の2017年8月に行なわれた。当時、茨城では当選6期の現職知事が県政に君臨していたが、官邸では菅氏が中心になって対立候補に元経産官僚の新人を擁立した。その選対本部長を務めたのが県連会長
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