Published 2024/01/27 16:26 (JST) Updated 2024/01/27 16:31 (JST) 東京電力は福島第1原発の処理水に含まれる放射性物質トリチウムが生物の組織と結合してできる「有機結合型トリチウム」が、ヒラメの体内で濃縮されなかったとする試験結果を明らかにした。これまで研究機関から報告されている同様のデータを実際の処理水を使った飼育試験で裏付けた。 トリチウムは三重水素とも呼ばれ、通常は水素と同様に酸素と結びついた水の状態で存在する。生物が取り込むと一部が筋肉のタンパク質などと結合し、より長く体内にとどまるとされる。 東電は処理水を海水で希釈してトリチウム濃度を同社が設定した放出基準を下回る1リットル当たり約1250ベクレルにした水槽で、2022年から飼育試験を実施。通常のトリチウムはヒラメに取り込まれて24時間後には1リットル当たり1100ベクレ
【読売新聞】 2009年の民主党政権での「事業仕分け」を、このセリフとともに記憶している人は多いだろう。「2位じゃダメなんでしょうか」。ちょうど13年前の11月13日、参院議員の蓮舫さん(54)が放った言葉である。 仕分けは、自民党
50万人分近くの遺伝子を調査した研究で、単一の「ゲイ遺伝子」というものが存在しないことが、米ハーヴァード大学とマサチューセッツ工科大学(MIT)による研究で明らかになた。
「燃える氷」メタンハイドレートは本当に日本を変えるのか 明治大学 研究・知財戦略機構ガスハイドレート研究所代表・特任教授/松本 良 日本近海の海底下に眠る膨大なエネルギー資源――。メタンハイドレートのキャッチフレーズとしてよく聞く派手な言葉だが、いまだに実用化のめどが立ったという話は耳にしない。研究、開発はどこまで進んでいるのか。そして、そもそも日本のエネルギーの救世主となるものなのか。実用化の研究に最初期から関わる松本 良明治大学特任教授に現状を聞いた。 実際に使えるのは数十年後? 日本は「資源のない国」とよく言われる。特にエネルギー資源については、ほとんどが海外からの化石燃料の輸入に頼っているといっていいだろう。そんな中、近未来のエネルギーとして注目されているのがメタンハイドレートだ。 日本周辺の海底に膨大な埋蔵量があり、資源問題の救世主とうたわれることも多い。だが、その実像は意外と知
科学と人権に誠実であること この年末年始は、科学と人権、科学と政治の関係についてネット上で盛んな議論が行われた。きっかけは、福島県伊達市の住民個人被ばく線量(ガラスバッジによる測定)のデータをもとに書かれた論文で、本人の同意のないままデータが使われたという住民申し立てだった。それを受け、東京大学は予備調査を始めた。毎日新聞によれば、早野龍五東京大名誉教授は、「計算ミスがあり、線量を3分の1に過小評価していた」と出版社に修正を要請しているという※1。 2017年からこの論文について問題点を指摘※2していた黒川眞一名誉教授(高エネルギー加速器研究機構)についても、ネットで話題になっている。黒川氏は、論文が掲載されたJournal of Radiological Protectionに批判的レターを投稿し公開※3した。タイミングが合わず『原発事故後の子ども保養支援―「避難」と「復興」とともに』(
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く