衆院選が終わった。 蓋を開けてみれば、維新が4倍近く議席を増やし、自民党は議席を減らしたものの、「絶対安定多数」を確保。 一方、野党共闘はどうなったかと言えば、多くの候補者が涙を飲んで実現した一本化だったにもかかわらず、立憲民主党も、そして共闘に多大な協力をしてきた共産党も議席を減らす結果となった。 無残、としか言いようがない気持ちである。そうして込み上げてくるのは、今回の衆院選を通して、ずっと抱いていた立憲民主党執行部への違和感だ。 多くの候補者と政党が調整のために日々汗を流しているというのに、「野党共闘とはみなさんが言ってるだけで使ったことはない」などとわざわざ口にする枝野氏。 そうして候補者の調整を巡ってゴタゴタが起きた東京8区の件。山本太郎氏の出馬表明を受けて地元が反発、3日後に8区からの立候補を取り下げたというアレだ。 もちろん、地元で地道に準備してきた人は尊重されるべきだが、今