ブラジルで麻薬密売容疑で逮捕された男の左右6本ずつ指がある両手の写真(2011年5月4日公開)。(c)AFP/POLICIA CIVIL 【5月5日 AFP】ブラジルで指名手配されていた麻薬密売人が、左右6本ずつ計12本ある指のせいで身元が割れ、警察に逮捕された。 テレビ局グロボ(Globo)のニュースサイトG1が男の両手の写真とともに報じた南部サンタカタリナ(Santa Catarina)州警察の話によると、証拠となったのは、12本の指の指紋が押された出生証明書だった。 麻薬密売容疑で拘束されたこの男は、身元を隠すため、兄弟の身分証明書を自分のものと偽って警察に提出した。ところが、両手の指がそれぞれ6本ずつあるという非常にまれな先天性形態異常があったため、不審に思った警察が出生地の関係当局に照会。男の身元が特定され、逮捕に至ったという。(c)AFP