孤独な 一本の木を もの言わぬ木を 親しく 勇ましくおもう 神社やお寺の いわくありげな 少々 不気味な 見事な大木よりも どこかで見つけた ただ 一本の木 懸命に ひたすら 立っている木 そんな木に こころひかれる ロシア兵たちが 殺されたくない 殺したくない と 逃亡しているという しごく当然のこととおもう… 生きたい 誰しも 生きたい いのちあるものは みんな 生きたい 奥底からは かならず 生きたいおもいがあるんだ シーちゃん…😿 それは 同時に 殺したくない ということだ どうか生きて 逃げて 逃げて逃げまくって 殺されないで… 殺すな 生きろ と 祈った 泣きたいきもちがする こころ 痛む… なにひとつ 安心はないだろう戦闘の地 生きるためには 殺さなくてはならない なんて おかしい 逃げて逃げても 芯のところ こころでは すっくと ひとり 立って 孤独をゆき 生き延びて こ