朝、顔見知りの先輩Mさんがオオタカ撮りに来ると言う電話が入った。それでは祖新六四も行きます、と言う訳でいつものポイントへ。そしてMさんが帰り際に歩いて行くと、目前でオオタカの幼鳥が何かを食べている、と言う電話が携帯に掛って来た。三脚を担ぎ100m程歩くと、いつもの様にオオタカの幼鳥が親が持って来たであろう獲物を食べていた。撮り始めると足環に気付いた。食べていたのは伝書鳩(レース鳩)だった。片方の足には多分日本鳩レース協会の足環(これが無いとレースには参加できない)と、もう片方の足にはやや壊れかけた足環に「吉田」と言う文字と数字が見られた。多分飼い主の吉田さんと言う方の鳩なのだろう。帰らぬ鳩を待つ吉田さんには気の毒だが自然の中で起きた事、と思うしかない。自分も昔は40羽程鳩を飼っていた事があったので少々複雑な気持ちにもなった。だが自然の中ではこうした事は日常茶飯に何処かで起きている。そしてこ