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  • ②五つの女のドクロの謎 ~②井原西鶴「仕掛物は水になす桂川」『本朝桜陰比事』~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    井原西鶴『朝桜陰比事』元禄二[一六八九]年刊 新日古典籍総合データベース ※この記事では国文学研究資料館所蔵品のデジタル公開画像を適宜加工して使用しております。 【原文】 何の御僉議《ごせんぎ》も無く、 「此の長櫃《ながひつ》ハそも/\、壹人《ひとり》して見付けし事か。 又ハ大勢して見し事か」 と御尋ね遊バされし時、 「是に罷有候《まかりありさうらふ》何がし、一人して見付け候」段、申し上げる。 「己《おのれ》、無用《むやう》の物を見付け、其の一里の者どもに難義《なんぎ》を掛《か》けたる過怠《くハたい》に、是よりすぐに四条川原《しでうがはら》に行きて、今度《こんど》桂川《かつらがは》を流《なが》れし長持《ながもち》の噂《うハさ》を、浄溜利《じやうるり》・狂言《きやうげん》に取り組《く》ミ仕《つかまつ》る事、堅く曲事《きよくじ》の由《よし》、芝居中《しばゐぢゆう》へ急度《きつと》触《ふ》れ

    ②五つの女のドクロの謎 ~②井原西鶴「仕掛物は水になす桂川」『本朝桜陰比事』~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    happy-ok3
    happy-ok3 2021/05/12
    こんばんは。>「京都では何の話題もなかったので、ネタに困った芝居関係者が、ヤラセに走ったという事です。」う~ん、でも謎が多い???
  • ①五つの女のドクロの謎 ~①井原西鶴「仕掛物は水になす桂川」『本朝桜陰比事』~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    今回取り上げるお話は、以前、こちらの小説化したものを書かせていただいたお話です。 気楽に江戸奇談! RE:STORY 井原西鶴 発売日: 2018/01/26 メディア: 単行 その時、ちょっとモヤモヤが残りましてね、そのモヤモヤを解消するために、今回取り上げたく思いますので、しばしお付き合いくださいませ。 モヤモヤの内容は次回以降にちゃんと言いますのでヾ(๑╹◡╹)ノ" 井原西鶴『朝桜陰比事』元禄二[一六八九]年刊 新日古典籍総合データベース ※この記事では国文学研究資料館所蔵品のデジタル公開画像を適宜加工して使用しております。 【原文】 七「仕掛物《しかけもの》ハ水に為《な》す桂川」 昔、都の町、静《しづ》かにして、珍しき取沙汰《とりざた》絶《た》へて、「何がな」と聞き耳《みゝ》立つる折節、五月雨の濁り水に、桂川《かつらがは》の瀬々《せ/゛\》を不思議なる物の流れ来たれり。

    ①五つの女のドクロの謎 ~①井原西鶴「仕掛物は水になす桂川」『本朝桜陰比事』~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    happy-ok3
    happy-ok3 2021/05/11
    やっぱり、神社に持って行った方が良かったのでは?怖いですね。
  • 「三つ目を探せ!」正解発表! ~唐来参和『莫切自根金生木』まとめ~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    というわけで、『莫切自根金生木』のまとめも兼ねて、「三つ目を探せ!」の正解発表ですヾ(๑╹◡╹)ノ" ①井上ひさしが影響を受けた江戸時代の ~唐来参和『莫切自根金生木』~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~ なし ②井上ひさしが影響を受けた江戸時代の ~唐来参和『莫切自根金生木』~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~ ③井上ひさしが影響を受けた江戸時代の ~唐来参和『莫切自根金生木』~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~ ④井上ひさしが影響を受けた江戸時代の ~唐来参和『莫切自根金生木』~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~ ⑤井上ひさしが影響を受けた江戸時代の ~唐来参和『莫切自根金生木』~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~ ⑥

    「三つ目を探せ!」正解発表! ~唐来参和『莫切自根金生木』まとめ~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    happy-ok3
    happy-ok3 2021/05/04
    これは、難しいです。沢山いますね!!!
  • ⑯井上ひさしが影響を受けた江戸時代の本 ~唐来参和『莫切自根金生木』~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    ※下に現代語訳と解説がありますヾ(๑╹◡╹)ノ" 莫切自根金生木 : 3巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション 唐来参和『莫切自根金生木』[天明5(1785)年刊] ※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 【原文】 その後、夫婦ハ心を改め、我が家へ帰りハ帰つたれど、金で居所の無き程、目出度く迎ふ春の春《はる》い[「春《はる》」と「悪《わる》」をかけた]趣向も、御笑い草双紙[「笑い種《ぐさ》」と「草双紙《くさぞうし》(絵入り小説の総称)」をかけた]と御はづかしく。 唐来参和 千代女画 【現代語訳】 それから夫婦は心を入れ替え、我が家へ帰るには帰ったのですが、金で居場所が無いのでした。 そのように金であふれるほど、めでたく春[正月]を迎えたいと、春《はる》ノリ、じゃなかった、悪《わる》ノリしてこのようなお笑い絵を書きましたが、お恥ずかしい

    ⑯井上ひさしが影響を受けた江戸時代の本 ~唐来参和『莫切自根金生木』~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    happy-ok3
    happy-ok3 2021/05/03
    こんばんは。>「家に帰ったものの、お金が部屋の中にまであふれて、居場所がない」お金、分けて下されば、私、被災地のために用いますが。(#^.^#)
  • ⑮井上ひさしが影響を受けた江戸時代の本 ~唐来参和『莫切自根金生木』~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    ※下に現代語訳と解説がありますヾ(๑╹◡╹)ノ" 莫切自根金生木 : 3巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション 唐来参和『莫切自根金生木』[天明5(1785)年刊] ※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 【原文】 ①文 捨てたる金銀、世間の金と一塊ニなりて、倍増しニなりて飛び帰りけれバ、今ハ家《うち》にも立ち切り難く、夫婦 諸共《もろとも》出奔《しゆつぽん》して、野山も分かず歩きし所へ、先に借りたる人/゛\、今ハ金持ちとなり、借りたる金ニ利ニ利を添えて持ち来たり、無理無体ニ「返済せん」とて、辰巳《たつミ》上がりに金を押つ付ける。 ②萬々のニ金持ちの女房にハ何がなるか」 ③萬々 「置き所の無い金ハ、逆さにして振るつても、置き所ハ御座らぬ」 ④借り手A 「元利《がんり》揃へてお宿へ返済ニ参つたら、ちゃんと留守を遣わつしゃるから、こ

    ⑮井上ひさしが影響を受けた江戸時代の本 ~唐来参和『莫切自根金生木』~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
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    happy-ok3 2021/05/02
    お金を貸した人たちから、>「その伏線が回収されます」続きが楽しみです。
  • ⑭井上ひさしが影響を受けた江戸時代の本 ~唐来参和『莫切自根金生木』~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    ※下に現代語訳と解説がありますヾ(๑╹◡╹)ノ" 莫切自根金生木 : 3巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション 唐来参和『莫切自根金生木』[天明5(1785)年刊] ※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 【原文】 ①文 有り丈の金銀、残らず捨て、 「今は心ニ懸《か》くる雲、晴れたり」 と喜ぶ折から、捨てたる金銀、一塊《ひとかたまり》になりて、空中へ飛び上がれバ、この勢《せい》ニ引かれて、世界中の金銀、一緒[一所?]ニ集まり、萬/\が金蔵指して飛び来るハ、目も当てられぬ次第ににて、家内の者どもを金蔵の屋根へ上げて、金玉《かねだま》[「きん〇ま」じゃないよ!]を防がせる。 ②手代A 「金の唸《うな》る声を初めて聴いたが、成程、「ウン/\」と言ふの」 ③手代B 「黄金《おうごん》が混じつて来るハ、旦那は黄金《おうごん》まり[大困《おおごま》

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    happy-ok3 2021/04/29
    お金が唸るってすごいです。沢山のお金、寄付してあげたら喜ばれますが。(#^.^#)
  • ⑬井上ひさしが影響を受けた江戸時代の本 ~唐来参和『莫切自根金生木』~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    ※下に現代語訳と解説がありますヾ(๑╹◡╹)ノ" 莫切自根金生木 : 3巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション 唐来参和『莫切自根金生木』[天明5(1785)年刊] ※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 【原文】 ①文 萬/\ハ腰が抜けてより、 「物怪《もつけ》の幸い、物を入れて養生せん」 と思いの外、ケロ/\と治りけれバ、 「最早《もはや》我が運もこれまでなり」 と観念して、我が家へ立ち帰り、ちと古けれど、金/\先生[金銀先生]の先覚の通り、蔵の金銀を残らず取り出し、海中へ捨てさせる。 ②萬々 「今ゝで金ニ恨ミが数/゛\あつたが、のふ/\とした」 ③萬々の 「残らず捨てたら、後へ塩花を振らせませふ」 ④手代A 「まだ奥の蔵の三十戸前が手が付かぬ。 皆《ミんな》稼《かせ》ひで捨てた/\」 ⑤手代B 「コレ/\、そこらへ零《こぼ》れぬ

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    happy-ok3 2021/04/28
    お金を海に??もったいない。続きはどうなるのでしょう?
  • ⑫井上ひさしが影響を受けた江戸時代の本 ~唐来参和『莫切自根金生木』~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    ※下に現代語訳と解説がありますヾ(๑╹◡╹)ノ" 莫切自根金生木 : 3巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション 唐来参和『莫切自根金生木』[天明5(1785)年刊] ※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 【原文】 ①文 翌日早朝より金ニ飽《あ》かして地《ぢ》を買い、人夫《にんぶ》を集め、数多《あまた》の松を掘らせけれバ、中より石の唐櫃《からうと》掘り出し、開けて見ればまた金 故《ゆへ》、肝を潰して腰が抜ける。 ②萬々 「四百四病《しひやくしびやう》の病《やまい》より、金《キン》ほど辛《つら》い物ハ無い。 俺ハ、マア、どうした因果でこの様な金ニ縁が有るか。 誤り入つた。 ③手代 「《ホン》ニ、金の有るのハ、首の有るニハ劣つた事だ」 ④人夫A 「まだ/゛\こんな唐櫃が二三百も御座ります」 ⑤人夫B 「石の唐櫃で百万両取つた様な面をして、

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    happy-ok3 2021/04/27
    お金が増えて仕方ないですね。(#^.^#)>「次回、萬々はついに最終手段に出ます、」じかいは?
  • ⑪井上ひさしが影響を受けた江戸時代の本 ~唐来参和『莫切自根金生木』~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    買い置きしたお米の事をお忘れの方は、まずこちらをご覧くださいねヾ(๑╹◡╹)ノ" kihiminhamame.hatenablog.com ※下に現代語訳と解説がありますヾ(๑╹◡╹)ノ" 莫切自根金生木 : 3巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション 唐来参和『莫切自根金生木』[天明5(1785)年刊] ※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 【原文】 ①文 此の頃、大雨降り続き川/\も支《つか》へければ、暫《しばら》く旅宿《りよしゆく》に逗留の内、此の大荒れニ買い置ゐたる米、一度ニ値が上がつて儲《もう》けたる由《よし》、書状着きける。 ②萬々 「是ハまたとんだ事だ。 上り目が見へたなら、売らず置けばヱゝニ、また俺ニ塞がせる」 ③手代 「御尤《ごもつと》もで御座りますれども、先/\から金ニ致して突き付けますから、致し様が御座りませぬ」

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    happy-ok3 2021/04/25
    わけのわからない散財。(#^.^#)続きがたのしみです。どうなっていくのでしょうか?
  • ➉井上ひさしが影響を受けた江戸時代の本 ~唐来参和『莫切自根金生木』~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    ※下に現代語訳と解説がありますヾ(๑╹◡╹)ノ" 莫切自根金生木 : 3巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション 唐来参和『莫切自根金生木』[天明5(1785)年刊] ※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 【原文】 ①文 萬/\先生ハ「良き序《つい》でなり」と江の島へ参詣し、また金の要《い》る慰《なぐさ》ミを思ひ付き、漁師どもを一様《いちやう》の揃《そろ》ひの浴衣《ゆかた》を染めて着せ、地引きをさせしニ、案の外海川へ廃れる金銀、魚《うお》ニ混じりて夥《おびたゞ》しく上がりし故《ゆへ》、心ならずもまた金が増へて困りける。 ②萬々 「この景色ハ日だ。 しかし、何だか嫌味な光が射《さ》すぜへ。 また得手物《ゑてもの》でハ無《ね》へか。 煩《うるさ》へこつた」 ③手代 「モシあれが金《かね》なら、江の島 金蔵《かねくら》と名付けて、蔵を建つて

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    happy-ok3 2021/04/24
    おはようございます。>「たくさんお金を使ったのですが、海に沈んでいた金銀が魚と一緒にたくさん上がってきたので、またお金が増えてしまった」お金が増えすぎて。(#^.^#)
  • ⑨井上ひさしが影響を受けた江戸時代の本 ~唐来参和『莫切自根金生木』~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    ※下に現代語訳と解説がありますヾ(๑╹◡╹)ノ" 莫切自根金生木 : 3巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション 唐来参和『莫切自根金生木』[天明5(1785)年刊] ※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 【原文】 ①文 案の如く、盗人《ぬすびと》大勢入りしハ入りしが、余りの大金《おおがね》故《ゆへ》、持ち出す工夫や荷拵《にごしら》へニ手間取り、夜もほの/゛\と明けければ、盗《と》ることハ置ゐて、余所《よそ》にて盗みし金箱、衣類、道具まで持つて出難《でにく》くなりしや、夫婦が帰りし声を聞くと、その身ばかり足をばかりニ逃げ行く。 ②萬々の 「よもやモウ盗んで帰りましたろう。御帰りなさりませ」 ③盗人 「其れだから、マアちつとばかりでも盗れバ良かつたものを、脇で盗んだのまで置ゐて行くとハ、長者の脛《はぎ》へ味噌を付けた詮議《せんぎ》だ」

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    happy-ok3 2021/04/22
    こんばんは。>「泥棒は何も取らないどころか、他で盗んできたものまで置いて逃げて」お金が減らないってすごいですね。
  • ⑦井上ひさしが影響を受けた江戸時代の本 ~唐来参和『莫切自根金生木』~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    ※下に現代語訳と解説がありますヾ(๑╹◡╹)ノ" 莫切自根金生木 : 3巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション 唐来参和『莫切自根金生木』[天明5(1785)年刊] ※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 【原文】 ①文 博奕《ばくち》を打つと身が持てぬと言ふ事を聞いて、「これ究竟《くつきやう》」と大勢 鉄火《てつくわ》打ちを集め、四割八分を七割くらいニして、胴を取り払い[取り計らい?]掛けけれども、因果と張りが片つつり[片吊り?]ニなつて、空目《あきめ》へ/\と出でけれバ、強《したゝ》か胴へ引ゐて、存じの外 儲《もう》ける。 ②萬々 「ちつと請《う》けつ事言つて、誰ぞ手を出さつせへ。気の利かねへ」 ③鉄火打ちA 「台《だい》[大?]が一《ぴん》で、引つ切りが、ソレ、六だ。良しか」 ④鉄火打ちB 「この博奕《ばくち》は一から六まで張れバ

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    happy-ok3 2021/04/17
    こんばんは!また、お金が増えてしまったのですね。次回、どうなるでしょう?(#^.^#)
  • ⑥井上ひさしが影響を受けた江戸時代の本 ~唐来参和『莫切自根金生木』~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    ※下に現代語訳と解説がありますヾ(๑╹◡╹)ノ" 莫切自根金生木 : 3巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション 唐来参和『莫切自根金生木』[天明5(1785)年刊] ※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 【原文】 ①文 萬/\ハ定めの場より降りて、江戸節など語りながら行き、後ろから以前の駕籠舁《かごかき》、駕籠の中ニ落ちて有りし金を持つて追つかけ、無理無体《むりむたい》ニ押し付ける故《ゆへ》、色/\言い訳をすれども聞ゝ入れず、後にハ喧嘩《けんくわ》となる。 ②萬々 「知りもせぬ物を人に言ゝかけする、細い奴等《やつら》だ」 ③駕籠舁A 「要《い》らねへと言ふなら、奴《しやつ》面《つら》へぶつ付けて帰れ」 ④駕籠舁B 「正直な事を言へば、人が怖がると思つてけつかるか」 ⑤文 「今年ハ世の中穏やかなれバ、沢山《たくさん》の米の買い置きをし

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    happy-ok3 2021/04/16
    損になるように・・>「米を高く買って、値が下がったら安く売って損を出そう」でも続きは?どうなるのでしょう?
  • ⑤井上ひさしが影響を受けた江戸時代の本 ~唐来参和『莫切自根金生木』~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    ※下に現代語訳と解説がありますヾ(๑╹◡╹)ノ" 莫切自根金生木 : 3巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション 唐来参和『莫切自根金生木』[天明5(1785)年刊] ※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 【原文】 ①文 「初會の入目、裏約束、三會目の床花、観音の揚げ物、「桃の節句や 菖蒲葺《あやめふ》く 軒の灯籠 二度の月[『用明天皇職人鑑』や『碁太平記白石噺』に出て来るフレーズ]」」 と語りながら、 「是でハよつぽど行き着きそうなもの」 と、思ひの外、並外れて大金を使う故《ゆへ》、 「尻でも来ようか」 と内証《ないしよ》から指図して、撒《ま》き散らした金を取り集め、訳《わけ》も無い事をぐし/\言って、残らず返す。 ②若い者? 「ソレ、御前《おめへ》様も、それ、通《つう》とか何とか、ソレ、良しかへ、所をずつとね、ソレ、帰るかね[「返る

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    happy-ok3 2021/04/14
    こんばんは。>「小判なんてお釣りも出せないような大金なんで、街中では使うことができずに、もてあますだけです。」(#^.^#)続きが楽しみです。
  • ④井上ひさしが影響を受けた江戸時代の本 ~唐来参和『莫切自根金生木』~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    ※下に現代語訳と解説がありますヾ(๑╹◡╹)ノ" 莫切自根金生木 : 3巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション 唐来参和『莫切自根金生木』[天明5(1785)年刊] ※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 【原文】 ①文 煤掃《すゝはき》時分の切落《きりおと》しのごとく、借り手の入りハ落ちけれども、金蔵は百分一も空かず。 「これでハならぬ」と、また/\工夫を巡らしけるが、 「昔より金持ちの紙子姿ニなるは、傾城買《けいせいが》いニ如《し》かず」 と、俄《にわ》かに青楼《せいろう》の遊びと志し、表ハ立派で、内証《ないしやう》ハ苦しい、欲の深そうな女良を見立て、初会《しよくわい》から山吹を降らし、三百六十日ニ閏月《うるうづき》を添へての揚《あ》げ詰《つ》めと、城の落ちるを楽しミけり。 ②萬々 「福ハ外へ撒《ま》き散らし、鬼ハ内へ/\」 ③若い

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    happy-ok3 2021/04/10
    こんばんは。>「実際に小判の事を隠語で山吹色」そうなのですね。お金・・・そのごどうなるでしょう?次回が楽しみです。
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    ※下に現代語訳と解説がありますヾ(๑╹◡╹)ノ" 莫切自根金生木 : 3巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション 唐来参和『莫切自根金生木』[天明5(1785)年刊] ※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 【原文】 ①文 萬/\は信心の奇特《きとく》も見へねば、色/\と工夫を巡らし、 「何でも矢鱈《やたら》ニ貸し掛けて、世上《せじやう》の人ニ無沙汰をさせたならバ、金蔵も寛《くつろ》ぐべし」と、 「貸し金接待」の高札《たかふだ》を門口ニ掛けて、委細構わず来る人ニごとニ貸し出だす。 ②借り手の女 「私ハ女で御座りますから、証人を連れて参りませうか」 ③萬々 「屹度《きつと》した証人が有つてハ、御貸し申されませぬ 御返済の御当て事が御座つてハ、御借用ハ御無用で御座る」 ④借り手の男 「斯様《かやう》ニ申しますからハ、御返し申すと言ふ様な、人外

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    happy-ok3 2021/04/09
    こんばんは。>「返済されなければお金が減っていく」その後、どうなっていくのでしょう?
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    ※下に現代語訳と解説がありますヾ(๑╹◡╹)ノ" 莫切自根金生木 : 3巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション 唐来参和『莫切自根金生木』[天明5(1785)年刊] ※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 【原文】 ①文 此処《こゝ》に御存知の金々先生《きん/\せんせい》の又隣《またどなり》に、萬々先生《まん/\せんせい》と言ふ者有り。 七珎万宝《しつちんまんぽう》蔵に満ち/\て、代々 栄耀《ゑよふ》に暮らしけるが、物事自由に手の回るが頻《しき》りに煩《うるさ》く、 「三日なり共《とも》、貧乏せば、今の思ひハ有るまい」 と、家ニ傳はる作の大黒を引き摺《ず》り除《の》けて、貧乏神の絵像を調へ、暦の内の大の悪日を縁日として、信心なしける。 ②萬々の 「旦那の御顔も、この頃ハ貧相ニ御成りなされた」 ③手代A 「然《さ》れバで御座ります。 こ

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    happy-ok3 2021/04/08
    お金があって不自由ない生活に飽きた?なんと・・・。(#^.^#)
  • ①井上ひさしが影響を受けた江戸時代の本 ~唐来参和『莫切自根金生木』~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    先日、NHK番組発掘プロジェクト通信を読んでいましたら、 www.nhk.or.jp 作家の井上ひさしさんが影響を受けたの一つとして、『莫切自根金生木』という作品をあげていました。 『莫切自根金生木』は江戸時代の黄表紙というジャンルのです。 これは、ここで取り上げるしかないでしょうヾ(๑╹◡╹)ノ" だって、これを読んだら影響を受けて、私も大作家になれるかもしれませんものヾ(๑╹◡╹)ノ" 『莫切自根金生木』は、「きるなのねからかねのなるき」と読みます。 このタイトルは上から読んでも下から読んでも「きるなのねからかねのなるき」です。 回文にするために、文法的にはヘンテコになっていますが、 「切っても切っても根から金のなる木が生えてくる」 「切っても無駄だ、根っこがある限り金のなる木は生えてくるのだから」 と言った意味合いでしょうか。 作者の唐来参和《とうらいさんな》は小沢昭一さんが舞台

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    happy-ok3 2021/04/06
    こんばんは。>「このタイトルは上から読んでも下から読んでも「きるなのねからかねのなるき」(#^.^#) 次回からの本編、楽しみです。
  • 人のチョメチョメのぞいた男の運命は? その6[完] 【再読】 ~『野傾友三味線』巻三の四「願成就の宮廻」~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    まとめリンク(クリックで展開) kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com さてさて、前回、 「江戸の男はどうして顔が板から離れなくなってしまったのでしょうか?」 というご質問を皆さんにしました。 普通に読めば、「1、伊勢大神宮の罰」なんですが、これはあくまで宿屋の主人が言っているだけです。 しかも、男のエッチな行為への罰ならば、同罪で隣の男女も罰を受けるはずですが、隣の男女が罰を受けた形跡はありません。 この疑問を解くヒントは、編の最初の部分にあります。 ほら、この男が住んでいるのは江戸の葺屋町《ふきやちょう》って書いてありましたよね。 葺屋町

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    happy-ok3
    happy-ok3 2021/04/05
    こんばんは。>「私の見解は、「4、衆道の神の罰」そうなのですね・・・。
  • 人のチョメチョメのぞいた男の運命は? その5 【再読】 ~『野傾友三味線』巻三の四「願成就の宮廻」~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    【原文】(クリックで展開) 【原文】 此の江戸男、うつかりと旨《むま》い所を覗いたる皃《かほ》、板《いた》に取り付きて離れず。 無理《むり》に引き離さんとすれば、五体《ごたい》砕けるがごとし。 泊《とま》り合はせし旅人《たびびと》寄り集《たか》つて、「是は不思儀《ふしぎ》」と見物する内に、日が長《た》けると、思ひ/\の東西に出て行く。 後には此の男 壱人《ひとり》、「痛《いた》や、絶《た》へがたや」と男泣《な》きして立ち竦《すく》ミけるを、亭主《ていしゆ》聞き付けて、 「是《これ》只事《ただごと》に非《あら》ず。 立ち聞きすれば、堅牢地神《けんこんぢしん》頭《かしら》を痛《いた》め給ふと申し、殊《こと》に太神宮参詣の人、不浄《ふじやう》なる事を覗きたる神罰《しんばつ》なるべし。 何時《いつ》か其の皃《かほ》離《はな》れ申すべき時節《じせつ》、知れざる事なれば、宿《やど》を致した不祥《ふしや

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    happy-ok3
    happy-ok3 2021/03/31
    こんばんは。いたづら、そういう意味もあったのですね。