前回は、様々な意味で使われがちなリードの定義を7つに分類することについて解説した。今回は、このリード分類を念頭にマーケティングオートメーションへの取り組みのROI(投資対効果)算定に向けたKGI(重要目標達成指標)/KPI(重要業績評価指標)の設定に関して解説していきたい。 株式会社シャノンが実施した「BtoBマーケティングに関するアンケート調査」(2014年)によると、マーケティング活動のKPIを設定・評価している企業は6割にのぼり、その内訳は「実施した施策の数」(4%)、「獲得リード件数」(26%)、「活動から得られた商談数」(10%)、「活動から得られた売上額」(20%)となっている。一方で「特に決まっていない」と答えた企業が4割となっているそうだ。 4割の企業が評価未設定という事実は気になる一方、「活動から得られた商談数」「活動から得られた売上額」といった収益性を念頭においた評価を