自身の母親との葛藤を描いたコミックエッセイ『母がしんどい』で、「毒親」「母娘問題」を社会現象までにひきあげた漫画家の田房永子さん。その『母がしんどい』のアンサー…
俳優と作曲家にお金をかけすぎて脚本にかけるお金がなくなってしまったのか? ミュージカルファンやヒュー・ジャックマンファン、ザック・エフロンファンなどが首を長くして待っていた映画『グレイテスト・ショーマン』が先週末満を辞して公開され、私も観てきました。言いたいことがいっぱいあるので記憶が新しいうちに感想を書こうと思います。ネタバレします。ネタバレっていうほどの内容がこの映画にはない気がするけど。8割否定的意見です。 オープニング まず間違いなく良かったのが、歌の数々。序盤も序盤、20世紀FOXのロゴが出る時点からもうエネルギーがビシビシ伝わってきて、興奮せずにはいられませんでした。ヒュージャックマン演じる主人公バーナムの口にする最初のセリフ「This is the moment you've been waited for.(ずっと待ち望んできた瞬間が来た)」は、自分のショーの幕が上がる瞬間
マーガレット・アトウッド作の近未来ディストピア小説「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」では、侍女のオブフレッドが次々と悲惨な目に遭う。ほとんどの読者は彼女の境遇に、戦慄(せんりつ)しながら共感する。牛追いの棒でオブフレッドが殴られれば、彼女の痛みを自分のものとして感じるし、囚われの身のオブフレッドがあまりに不当に扱われる姿に感情移入して、体がこわばってしまう。
地元のスナックで前の会社で同僚だった男と再会した。彼は、ちっぽけな自尊心ゆえだろうか、派遣なのか期間工なのか、詳しいことを語ろうとしないので詳しくは知らないが、退職後は、いわゆる非正規雇用といわれる立場で働いていた。所属部署が違ったので彼の働きぶりや能力は知らない。僕が彼について知っているのは「真面目で言われたことだけはしっかりやるが愚痴っぽくて陰気」というビミョーな非公式評価くらいだ。 その彼が、この春から正社員になるという。前の会社を辞めて、6年に及ぶ時給生活を経て、ようやく訪れた50才の春。「よかったですねー」といいながら、僕は彼を正社員として採用する会社があることに感動していた。実感が伴わず、ともすると幽霊みたいに思えたアベノミクスの効果を、はじめて目の当たりにした気分だった。僕も昨夏まで8か月続いた無職期間で、再就職のつらさをこれでもかと世間から思い知らされた身分だ。40超の平凡
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く