本日、総理大臣が辞任すると表明した。 これについてあれこれ書こうと思ったが、多くのブログで触れられているし自分でも食傷気味なのでやめる。 総理大臣といえば日本の行政組織のリーダーであるが、どんな組織でも通常リーダーが存在しマネジメント業務を行っている。そこで、本ブログではリーダーはリーダーでも、企業のリーダーについて考えてみたい。 以下で企業リーダーをいくつかの類型にわけて解説する。 王 創業間もない地方領主の中で頭ひとつ抜きでたものが王となり国を統治する。勃興期では、一人のリーダーに権力を集中した方が効率的である場合が多い。スピードを武器に瞬く間に弱小勢力を吸収しつつ一代で強国に列するものもある。 勃興期から安定期に移行する過程で、ほとんどの王国は他の王国の戦に破れて吸収されたり、リーダーの跡継ぎ継承の失敗によって姿を消していく。戦乱を生き抜いた王国の課題は2代目の後継者を誰に
無駄な支出を減らすには、何にどれほど使っているかを把握することが不可欠です。 そして、家計の収支改善は継続することで効果が増すのです。私は、これを無理なく、楽しく継続するにはどうしたら良いかを数年前から模索し続け、その手法は徐々に進化して今に至っています。 私は収支管理を行うのに有料ソフトを使うのがなんとなく嫌だったので「無料」にこだわっています。具体的な方法を以下で紹介します。 支出には、現金によるものと口座引落としやカードによるものとがあります。私は現金支出についてはGoogle Docs、現金以外の支出や資産管理はMoneyLookを活用しています。 まず、現金支出の管理から話を進めていきます。 現金支出:Google Docs&iPhoneを使う 一言でいうと、Google Docsを使って支出管理ツールを作成し、日々入力するだけです。作成方法は携帯とGoogle Doc
[決算情報の集め方]の続き。 会社の決算書等を入手すれば分析が可能となります。ここでいう決算書等とは、有価証券報告書(決算短信)、アニュアルレポート、決算説明会資料などのことを指します。 これらの資料から経営状況を読み解いていきますが、効率的に分析するには、それぞれの資料の特徴を掴んだ上で情報を抜き出していく必要があります。それをまとめると下表のようになります。 (この記事は当初2007年4月に書いたものですが、内容をアップグレードしました。)
私はこれまで数えきれないほどの投資関連本を読んできました。 最近ではあまりこのジャンルの本を読まなくなりましたが、それはすでに十分な知識を多くのすぐれた書籍で吸収したと思っているからです。 そこで、個人的に、投資や資産運用を行う人にこれだけは読んでおいてほしいと思うオススメの本をいくつか紹介いたします。 ■ 新 賢明なる投資家(ベンジャミン・グレアム ジェイソン・ツバイク) [レビュー] ウォーレン・バフェットの師匠ベンジャミン・グレアムが著した古典的名著。 投資家が心がけるべきことやさまざまな基礎的な投資手法を紹介している。本書をバリュー投資の手法のみを紹介したものであると捉えてほしくない。著者の意図するところはもっと大きい。 ■ マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール(マックス・ギュンター) 本書は「スイスの銀行界や投機筋の仲間うちで暗黙のうちに了解され
家計の金融行動に関する世論調査(金融広報中央委員会)が目に入ったので読んでいました。そこにこんな項目がありました。 A:あなたのご家庭では、老後の生活費として、毎月最低どれくらい必要と思いますか。→Q:26万円 A:老後の生活資金として、主に家計を支えている方の年金支給時に準備しておけばよい貯蓄残高は、最低どれくらいだとお考えですか。→Q:1,971万円 この調査は、広く20代から70代以上までの8,000世帯を対象としたもので、その平均値が上記の回答です。ところが、少し計算してみればわかることですが、今の若い世代はこの貯蓄額では老後はとても厳しいものになることが明らかです。 社会保障審議会年金部会(第15回)によると、平成21年度に65歳になった夫婦ふたりのモデル世帯(厚生年金+基礎年金)で月額22.3万円の年金を受給しています。これは同年の現役世代の平均賃金(35.8万円)の62
先日内閣府より公表された「高齢社会白書」に面白いデータが掲載されていました(資料的に面白いですが愉快な内容ではない)。 中位仮定値で将来の人口構成がどのようになっているかを予測したものです。 すでに日本の人口は減少してますが、本格的に人口が急降下していくのは2015〜2020年くらいからです。フリーフォールに乗ると、ゴンドラが頂上に達したら、落下前に一瞬だけ止まります。現在はそんな感じですね。 で、中位予測では今から45年後には3700万人減の8993万人程度になる見込みとなっています。年代別人口比率が変わらずに全体が減少するならまだいいのですが、問題は老人ばっかり増えて子どもや生産年齢人口が大幅に減ることです。 同白書に、高齢世代人口と生産年齢人口の比率の予測値を一覧にしたものがあったので引用します。 45年後の日本は、65歳以上の高齢者を1.3人の生産年齢層で支えていかなければな
昨年末(2009年11月)の段階で、スペインの25歳以下の失業率は43.8%ともなっているといいます。今ではこの時よりも全体の失業率が上昇しているので、若年層の失業率もこれよりも上昇している可能性があります。スペインの社会保障制度の仕組みは知りませんが、これが不整備であれば、生活資力を稼げない上に暇を持て余した多くの若者が、現状に不満を募らせた結果、いつ暴動を起こしても不思議ではないくらいの惨状です。 日本ではどうしょう。日本の若年層の失業率もみておきます。 スペインとは比較になりませんが、日本でも、他の年齢階級と比較して若年層の失業率が突出して高くなっています。平成21年平均の15〜24歳男性の失業率は10.1%です(全体の失業率は5.1%)。 スペインや日本だけでなく他の主要国においても若者の失業率の高さは深刻です。WSJ.comによれば、アメリカでは18.8%、フランスとイタリ
チャレンジする起業家を怒っちゃダメ! 2010.02.27 経済・金融・法制 昨日の朝ナマ「凋落日本と若手企業家の成長戦略」が面白かった。 特に堀江さん、東浩紀さん、チームラボの猪子さんの東大三人組が目立っていました。 個人的なMVPは、猪子さんのこの発言。 ・「(日本は)チャレンジすると怒られるでしょ。超怖い。」 アメリカでYouTubeはヒーローなのに、日本発のWinnyの作者は犯罪者扱いで逮捕されたのはなぜ?という話題がでてました。初めは著作権を無視してたという点ではどちらも同じ。Winnyだって巨大産業になる可能性はあったのにひねり潰されてしまいました。これはほんの一例なのかもしれません。 その後、YoutubeはGoogleに高額で買収され、Googleのディスプレー広告収入の大半を稼ぎ出すまでに成長しました(今年の同事業の予測売上は約7億ドル)。猪子さんが言ったように「
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