太陽光発電市場がアジアや米国にシフト、欧州の電力買い取り価格引き下げによる:スマートグリッド(1/2 ページ) 太陽電池の価格は、生産規模が2倍になるごとに約2割下がることが分かっている。このため各国政府は、太陽光発電の発電コストが家庭用電力並みの発電コストに下がるまで、電力の固定価格買い取り制度などをテコに、普及を後押ししている。市場規模が大きいドイツとスペインは太陽光発電市場の過熱を抑えるため、買い取り価格を引き下げた。この影響が他地域の市場拡大につながる。 各国政府の太陽光発電政策が変化するなか、2011年の太陽光発電(PV)市場の規模や成長率、顧客セグメントに大きな変動が起こっているという。太陽光発電市場を専門とする米国のコンサルティング会社Solarbuzzが『Regional Downstream PV Market』と題する3件の報告書で詳しく分析した結果分かったことだ。 同