2017年5月18日のブックマーク (2件)

  • 記憶についてNo.16 家族を忘れて⑨(2016年11月) - アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

    (2016年11月24日診断から約9年9ヶ月) 前回からの続きです。 昨年2016年の秋は、おママがアルツハイマー型認知症の診断を受けてから約9年9ヶ月経ちます。 今までよく順調にきたものです。 この時期になると、ジジも私もおママが家族を忘れているのは織り込み済みでした。それでも、何度目になっても、目の当たりにするのは辛いものです。 *ジジの溜息 私が実家に行くと、ジジは溜息をつきながら言いました。 「昨夜、夜中にまた…。あと眠れなくなったよ。」 夜中にジジがおトイレに起きた時、おママがぼんやりと布団から身体を起こしていたので驚いたそうです。 「どうしたの?」 そう訊ねると、おママは言いました。 「ここは何処ですか?私の家ですか?」 小さな電球だけが灯る暗い寝室で聞くこの言葉。ジジはギョッとしましたが、気持ちを落ち着かせて言いました。 「あなたの家ですよ。」 「私はずっとここに居て良いんで

    記憶についてNo.16 家族を忘れて⑨(2016年11月) - アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜
    harienikki
    harienikki 2017/05/18
    悲しいというより、辛いですね。喪失感というか…。今まで母親と過ごした年月や関係性が無くなってしまうような、私もそんな戸惑いを感じます。認知症は家族関係をある程度壊していく面がありますね。
  • 記憶についてNo.17 家族を忘れて⑩(2016年12月) - アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

    (2017年12月9日  診断から約9年10ヶ月) 認知症の人は日々何を感じ、何を思って暮らしているのでしょうか? 頭の中から夫や子供の存在がぽっかりと消え失せた状態が、いまだに私には想像つきません。 *2016年の12月に、こんな事がありました。 昼下がり、ジジと私は1階で仕事をしていました。すると、おママが古いアルバムを抱いて2階から降りてきました。少し顔色が悪いのが気になりました。 おママは椅子に腰掛けるなり、アルバムを開いて私に言うのです。 「あなたは誰さんなの?」 「あなたの娘のチャーコですよ。」 するとおママはきゃはは〜と笑いました。笑って誤魔化す時のおママはいつもこんな感じです。 笑いながらおママはアルバムから1枚の写真を私に差し出しました。糊が劣化したて剥がれ落ちたのでしょう。 「これは誰さんなの?」 それはオネコが3歳くらいだった時の写真でした。 「それはお姉ちゃんよ。」

    記憶についてNo.17 家族を忘れて⑩(2016年12月) - アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜
    harienikki
    harienikki 2017/05/18
    かこさん。コメントありがとうございます。どうでしょうか…?あまりおママを刺激しないようにしています。なるべく笑顔でとか…。この先、おママにどのような症状が出てくるか分からないので、不安でもあります。