『化物昼寝鼾』の続きだよ! 前回で、見越し入道とキツネさんはイキになりました♪ 『化物昼寝鼾(ばけものひるねのいびき)』(市場通笑作、鳥居清長画、天明四[1784]年刊) ※国会図書館の画像を利用しています。 国立国会図書館デジタルコレクション - 化物昼寝鼾 2巻 ※早稲田大学図書館所蔵の本の方が状態が良いです。 [怪物昼寝鼾]. 上,下 / 通笑 作 ; 清長 画 【原文】 昔風の化け物、擂粉木《すりこぎ》に羽が生え、盃台《さかづきだい》や行灯《あんどう》の化け物、古めかしと、当世、かう語り[?]、丼《どんぶり》の化け物なんても粋に化けねバ面白くなし。 毎年《まいねん》の春狂言、曽我兄弟の貧乏で色男、梶原が意地悪、同じ事でも趣向が替わる故、新狂言になりて、大入り。 化け物も趣向を変えて当てる気ハ奇特《きどく》なり。 【ざっくり現代語訳】 昔ながらのスリコギに羽が生えたのや、盃台や行灯の