数日前の日経新聞のコラムで、日本ラグビー協会理事の平尾誠二さんが 「プロフェッショナルとは何か」について語っていた。 氏によると、 鍛え上げた技能の表現だけでなく、「客観性」が不可欠 という。 そもそもプロフェッショナルの語源は「前もって宣言する」ということで、 サービス精神とも言える相手への配慮が潜在する。 たとえば料理人だとすると、自分の料理の良さがなぜわからないのか? と価値観を押し付けるのはアーティストであってプロではない。 プロは一定のルールに沿いながら、相手に自分や自分のアウトプットの 魅力をわかりやすく伝えられる人を指す。 いくら技能に卓越していても気遣いできない人は孤立し、独りよがりになる。 短い一つ一つの言葉の中に、一プレイヤーで終わらない見地の広さが感じ られる。 企業コミュニケーションの現場にプロはまだまだ少ない。 情報テクノロジーでも、マネージメントテクノロジーでも