中国で一番感動した食べ物といえばコレ、糖葫蘆(タンフールー)。 日本の縁日でおなじみのりんご飴の原型は多分この糖葫蘆なんだと思う。本場中国のオリジナルは、サンザシを水飴でコーティングした昔ながらのおやつ。 正直、子供の時から日本のりんご飴が美味しいと思ったことがなかった。りんごが硬いし、かじると飴とりんごの部分が分解されて、りんごはりんご、飴は飴を別々で口に含むことになり、なんでわざわざりんごを飴でコーティングしているのかよくわからなかった。 ところが、だ。中国本場のサンザシを使った糖葫蘆を初めてかじった時の感動(まさに上の写真の瞬間↑笑)ったら忘れられない。パリッとした飴を齧ると、フワフワっとしたサンザシの食感、そしてお口に広がるサンザシの爽やかな甘酸っぱさ。パリパリとフワフワ、砂糖の甘さを中和する果物の酸味。サンザシと水飴の見事なハーモニー! 糖葫蘆の存在を初めて知ったのは『霸王別姬(