前回、僕は何度も何度も注意しても全然改善しないタイプの社員が、なぜ何度注意しても改善しないのかについての記事を書いた。 簡単にいえば、あれは字が汚い人の字がある日突然キレイにならないのと同質の問題であり、彼らの中にある独自のルール(よくない習慣と言ってもいいかもしれない)を変換させないと一生そのままだという事だ。 前の記事で僕は字が汚い人の字を綺麗にするためにはペン字(というルール)を習得させるのが一番であり、それと同じように仕事ができない社員にはしっかりと処方箋を出してそれを履修させるべきだと書いた。 さてここまで書いておいてなんだが、筆者の字はいまだに汚い。解決方法を知ってる癖に、なぜ僕の字は未だに汚いのだろうか? 実はここにできない社員を改善させる為のTIPSがつまっている。 今日は実践編として、実際にどうやってできない社員を教育していくべきかについて書いていこう。 困った社員の周り
失敗の本質という本がある。 旧日本軍の行動原理を京都大学の学者が分析し、日本が戦争に負けた原因を探っていくという本で、よく日本型経営の弱点を知るための教材として様々な雑誌で名著と紹介される事の多い本である。 僕も以前この本を読んだ事があるのだけど、どうにもこうにも内容が頭に入ってこなくて困っていた。 日本史にあまり詳しくないからなのかもしれないけども、これを読んでも「そもそも”失敗”って何だろう?ミスと何が違うのか、さっぱりわからん」と疑念が拭えなかったのだ。 それが最近、”人生を壊しかけた人達”についての記事を書く機会に恵まれ、ようやく失敗というものがどういうものなのかについてキチンと理解する事ができるようになった。 これは非常に有益な知見だと思うので、今回は”人生の失敗”が果たしてどういう事なのかについてを書いていこうかと思う。 「失敗学」における失敗はピンとこない。 僕は以前にガチ恋
ある会社にて。 上司に「お前の説明はわかりにくい。イライラする。」と、怒られていた人がいた。 それを見て、少し思い出したことがある。 ——————- 大学を卒業し、働き始めて、最もカルチャーショックを受けたことの1つが、 「俺が理解できないのは、お前の説明が悪いからだ」 と言う論理だ。 具体的に言おう。 ある時、私の同僚が上司から「皆の前でグループの施策を説明せよ」と、言われた。 同僚は残念ながら、あまり説明がうまくない。話が前後したり、話題の大小関係も整っていない。 私は正直、よく理解できなかったので、その同僚にもう少し詳細の説明を求めるべく、質問をしようとした。 その時、上司は言った。 「全然わかんねー。おい、何を言ってるのかわかったか?みんな。」 皆、沈黙をもってそれに答える。 おそらく皆もわかってないのだろう。 上司は言った。 「最低の説明だな。もっとわかりやすく話せ。」 同僚はさ
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