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  • 【書評】三島憲一「ニーチェ 力の意志のモルフォロギー」『現代思想の源流』(講談社)

    [ニーチェ] ブログ村キーワード 講談社の「現代思想の冒険者たち」シリーズの第0巻にあたる『現代思想の源流』は4部構成になっており、それぞれ19世紀後半から20世紀初頭の哲学者を取り上げ、各部で別の著者による解説などが加えられている。 各著者によってトーンが異なり、各哲学者の思想の解説に力点をおいている著者から、それを所与の前提として発展的な議論を展開している著者まで幅広い。 ここでは第2部のニーチェに関する章について、率直な感想を書いておく。 現代思想の源流 (現代思想の冒険者たちSelect)posted with amazlet at 14.04.22今村 仁司 三島 憲一 鷲田 清一 野家 啓一 矢代 梓 講談社 売り上げランキング: 213,005 Amazon.co.jpで詳細を見る 第2部「ニーチェ 力の意志のモルフォロギー」は三島憲一が担当している。アマゾンのレビューなどで

    【書評】三島憲一「ニーチェ 力の意志のモルフォロギー」『現代思想の源流』(講談社)
    haruharu36
    haruharu36 2014/07/25
    現代思想の冒険者たちシリーズ
  • プリオン仮説に関する予備知識不要な入門書【クロイツフェルト・ヤコブ病etc.】

    [クロイツフェルト・ヤコブ病] ブログ村キーワード 友人との会話で出てきたので、プリオン説やプリオン病についてのを読もうと思い、図書館で借りてきた。といってもあまり専門的なものは読むのが辛いので、予備知識がなくても読める一般向けの読み物から選択した。 一冊目はダニエル T.マックス『眠れない一族 人の痕跡と殺人タンパクの謎』という。紀伊國屋書店から出ている350頁程の2007年刊の単行。 眠れない一族―人の痕跡と殺人タンパクの謎posted with amazlet at 14.05.01ダニエル T.マックス 紀伊國屋書店 売り上げランキング: 49,320 Amazon.co.jpで詳細を見る プリオン病の発見と研究の進展などがミステリーのような物語として楽しめる。スリリングな展開といい、必要な知識を興味深く提示していることといい、非常によくできただと思う。学説史なども研究

    プリオン仮説に関する予備知識不要な入門書【クロイツフェルト・ヤコブ病etc.】
  • 『茶の世界史 緑茶の文化と紅茶の社会』角山栄

    [茶] ブログ村キーワード 角山栄『茶の世界史 緑茶の文化と紅茶の社会』(中公新書)を読了。 茶の世界史―緑茶の文化と紅茶の社会 (中公新書 (596)) 今から30年以上前に茶を社会史の主題として取り上げた先見性といい、 茶という商品をめぐって展開する世界史のダイナミズムを感じさせる叙述といい、 中公新書を代表する名著だと言っても過言ではない。 ヨーロッパがどのように茶と出会いそれを愛飲するようになったのかという単純な疑問が、 これほど大規模な影響関係を解き明かすことになるとは思わなかった。 これぞ社会史研究の面目躍如という感じだ。 また、開国後の日茶の輸出を巡る歴史を描いた後半部分も、 当時日が置かれた状況をイメージするのにとても役に立つ。 開国当初から日茶が重要な輸出品目として考えられていたことや、 紅茶との競合による苦境、アメリカ・カナダでのシェア確立と崩壊など、 知らなかっ

    『茶の世界史 緑茶の文化と紅茶の社会』角山栄
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