橋下徹大阪市長が、桜宮高改革のために顧問に起用した柳本晶一氏(61)が、女子チームの監督時代に殴る、蹴るなどの体罰を行っていたことがわかった。 柳本氏は男子実業団の選手、監督を経て、1997年から東洋紡で女子チームを指揮。2003年から08年までバレーボール全日本女子の代表監督を務めた。大きな社会問題となった大阪市立桜宮高校バスケ部での体罰問題を受けて、2月18日、大阪市教育委員会事務局の「改革担当顧問」に就任。記者会見で、橋下市長は「桜宮高校の改革のためにこれ以上ない最高の人選だ」と柳本氏起用の理由を語っていた。 柳本氏は、顧問就任にあたってのインタビューなどで、かつて男子チームの監督時代は体罰を行っていたものの、女子を担当するようになってからは体罰と決別したと語り、週刊文春の取材に対しても、「女子チームの東洋紡の監督になってからは一切、手は出していません。誰に聞いて頂いても大丈夫です」