大阪市の公募校長制度に嘘の職歴証明書を提出したとして、大阪府警西淀川署は21日、私文書偽造・同行使の疑いで、大阪市立小の大久保達巳元校長(53)=詐欺罪で起訴=を書類送検した。 府警によると、大久保元校長は平成25年2月、大阪市の公募校長に採用される際、過去約15年間にわたりホテルで勤務したことを示す虚偽の在籍証明書を市教委に提出するなどした疑いが持たれている。 大阪市の公募校長制度は25年4月、当時の橋下徹市長が主導し導入された。大久保元校長は民間出身で採用された1期生だった。 市教委によると、証明書には、元校長が有名ホテルでゼネラルマネジャーを務めたなどと記載。実在する外国人幹部の署名が添えられていたが、市教委の調査で証明書の偽造が判明。勤務歴は確認できなかった。 職歴詐称のほか、PTA会費の校外への持ち出しなども発覚。市教委は26年7月に懲戒免職とし、同年10月に私文書偽造・