連日、韓国メディアのトップを飾るチョ・グク法務部長官人事をめぐる騒動。その傍らで、強制捜査を繰り返す検察への視線が厳しくなっている。今回の騒動の「目玉」をまとめた。 ●「記者懇談会」の翌日にチョ候補が10時間を超える記者懇談会を敢行した翌日の9月3日、チョ候補夫人の情景芯(チョン・ギョンシム)氏が教授として勤務する東洋大(慶尚北道栄州市)に10人余りの検事や捜査官などが押し寄せた。 理由は、チョ候補の娘が2013年に同大から表彰状を貰う過程における不正の有無を確かめるためだ。表彰状には総長の印が押してあるが、総長は「決裁した覚えはない」と発言し、にわかに文書偽造疑惑となっている。これを情氏が主導した疑いだ。 「そんな疑惑で」と思うかもしれないが、この表彰状が娘の釜山大学医学専門大学院入学に一役買ったとされており、娘の大学不正入学が「正義を主張する平素からの所信と異なる」と批判されるチョ候補