ブックマーク / note.masm.jp (2)

  • 権威主義体制

    権威主義体制 † 全体主義と民主主義の中間に位置する政治体制。 政党や団体の活動が強く制限を受けながらも一定程度容認されており、体系だったイデオロギーによる教化もなく、強い政治的動員によるよりも民衆の無関心に依存するような体制。 スペインのフランコ体制や戦間期及び戦後の東欧の体制、戦後の発展途上諸国に広範に見られる軍事的な強権体制がそれに当たる。1980年代においてそうした体制からの民主主義体制への移行が注目された。 ↑ リンスの権威主義体制論 † 比較政治学の領域では、スペイン生まれの政治学者J・J・リンスの権威主義体制論が注目された。 ここでいう「権威主義」とは、政治意識・政治心理の領域で使われる権威主義(権威主義的パーソナリティ)とは別に、政治体制についての概念。 「権威主義体制」とは、政治体制の類型として、全体主義体制ではないものの、かといって民主主義体

    haruhiwai18
    haruhiwai18 2018/01/24
    "一般国民は政治的無関心になっていることが多く、公然たる体制批判さえしなければ、それで許される傾向がある。無関心デノミー)を放置し、それを体制の安定に利用する傾向が見られることも" →日本のことかね(マテ
  • サバルタン

    サバルタン † 「サバルタン」とは,「下層民」「従属民」ぐらいの意味で使われる。 グラムシの『獄中ノート』の断章「サバルタン諸階級の歴史−方法的基準」に由来する名称。 ↑ 非ユリートの主体性,およびその表象にかかわる諸問題を論じる学問潮流。 「サバルタン」が有効な概念として展開されるようになるのは,コミュニスト史家ラナジット・グハ(1922〜)が中心となって1980年代初頭に形成されたインド史の研究プロジェクト「サバルタン・スタディーズ」において。 「サバルタン・スタディーズ」プロジェクトは,1982年から『サバルタン叢書』という研究叢書を刊行している。 研究プロジェクトは,それまで近代インド史において無視されてきたサバルタン集団に注目することによって,イギリス人エリートによる植民地主義的な歴史記述とも,インド人エリートによる民族主義的歴史記述とも異なる「下からの歴史」を書き

    haruhiwai18
    haruhiwai18 2010/11/14
    「サバルタンとは(略)たとえ語っても,それを解釈する他者の視点と言葉によって覆い隠されてしまうような者のこと」 →じゃあ、死者たちというのは、サバルタンの極北だといえないだろうか、と思いつき
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