西村大臣が「屋外でマスクをしていても感染」の例が複数あると発言したそうだが、これは深読みすると、今の緊急事態宣言が効かない場合に、外出禁止に近い措置をとる可能性があることの予告かなと感じる。欧州では実際にそうなったわけで、荒唐無稽なことではない。

明治の「古式復興」は、即位儀礼だけでなく、いろいろな文化事象に及んだ。そのひとつに「歴史的仮名遣い」がある。「給ふ」「飢ゑ」などのいわゆる旧仮名遣いは、実は江戸時代にはあまり普及していなかった。「幸」を「さひはい」と書く（正しくは「さいはひ」）など、かなりフリーダムな状態だった。

飲食店もばたばた潰れているが、言えることはひとつ。「Withコロナ」社会をこれからずっと維持することは極めて、社会的コストが高いということだ。授業のオンラインにせよ、ハイブリッド（ブレンド）にせよ同じ。「潰れない」ためには、個々が… https://t.co/RxwfUlK0h8

明治18年の独訳『和泉式部日記』を見ていると、特に原文をローマ字に翻字している部分が興味深い。例えば、「けはひ（気配）」は "kewai" としてあり、明治初期までの語形を保存している。実は "kehai" と言う語形は「配」の当… https://t.co/v2wjkxBd7s

アイヌ舞踊の採否の決定には複雑な要因があると思うが、この小田嶋氏の指摘自体には頷ける部分がある。古典古典と平安文学だけを崇めるのは、結局、今になっても、平安上流階級の構築した勅撰集イデオロギーに絡みとられたままであることを意味する… https://t.co/PwUIU5jkeU

なぜか今になって2013年のニュースの「カタカナの起源は新羅」という話が蒸し返されて、ネットで批判されています。専門家が誰も発言していないようなので、ちょっと書いてみます。（私は、若い頃はずっと訓点語研究をしていて、学会の委員もやっていたので、一応かなりの専門家です。）

「AIで古文の入試問題を解く」という話がある。では、具体的にどうやって解いたのか、一般には知られていないようだ。幸い、私は、東ロボ計画の新井先生に協力して、このプロジェクトに参加した経験があるので、ある程度解説できる。やや長期連載になるが、ちょっとずつ、ツイートしていきます。

橋本治氏は、その言語学的センスも抜群だったと思う。私の著書でも参考文献にあげて、引用したが、『枕草子』の複文構造を、そのまま逐語訳すると、現代語の口語になるということを発見して、表現したことは、大きな業績である。文構造の「逐語訳」というところを、ちょっと引用してみる。