もう崖っぷちの「静岡新空港」
もう崖っぷちの「静岡新空港」 詐欺まがいのごまかしを重ねた石川前知事。川勝新知事はとんでもない重荷を背負った。 2009年8月号 BUSINESS 「380万人県民の夢と希望を担い、明るい未来を開く空港の開港をここに宣言する」 6月4日、晴れの開港式典に臨んだ石川嘉延知事（当時）は、さすがに感慨無量の面持ちだった。4期16年の任期をほぼすべて費やし、最後は自らの首まで差し出した富士山静岡空港が、ようやく開港したのだ。 しかし、その言葉とは裏腹に、空港は崖っぷちに立たされている。 空港には最も多い日で国内線9便、国際線3便が発着する。だが、これらの便がすべて満席になっても、年間の利用者は国内、国際線合わせて110万人にとどまる。静岡県が目標とする138万人の8割にしかならない。しかも、その110万人すら、すでに達成は不可能といえる。 開港翌日の6月5日、中国・上海行き一番機の出発式に臨席した
もう崖っぷちの「静岡新空港」
もう崖っぷちの「静岡新空港」 詐欺まがいのごまかしを重ねた石川前知事。川勝新知事はとんでもない重荷を背負った。 2009年8月号 BUSINESS 「380万人県民の夢と希望を担い、明るい未来を開く空港の開港をここに宣言する」 6月4日、晴れの開港式典に臨んだ石川嘉延知事（当時）は、さすがに感慨無量の面持ちだった。4期16年の任期をほぼすべて費やし、最後は自らの首まで差し出した富士山静岡空港が、ようやく開港したのだ。 しかし、その言葉とは裏腹に、空港は崖っぷちに立たされている。 空港には最も多い日で国内線9便、国際線3便が発着する。だが、これらの便がすべて満席になっても、年間の利用者は国内、国際線合わせて110万人にとどまる。静岡県が目標とする138万人の8割にしかならない。しかも、その110万人すら、すでに達成は不可能といえる。 開港翌日の6月5日、中国・上海行き一番機の出発式に臨席した
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