医療機器大手のテルモは26日、オリンパスに対して500億円の資本提携と将来の共同持ち株会社の設立に向けた統合協議委員会(仮称)の立ち上げを提案していると発表した。経営統合が実現すれば、医療機器の事業規模で5位以内が視野に入るとして、テルモは実現を働きかけている。 テルモは2005年からオリンパスと提携しており、2.1%を出資する資本関係もある。今回の統合提案は、こうした関係を大きく発展させるもので、テルモはこの提案を「オリンパス社が各分野において他社と最適な事業・技術提携ができる」とアピールしている。 オリンパスは、損失隠し事件により低下した自己資本比率を改善して経営を安定させるための方策として、他の企業との間での事業や資本の提携も含めて、対策を検討している。交渉相手として他にソニーなどの名前が出ている。 テルモの発表によると、昨年時点の画像処理系を除く医療機器の企業ランキングは、1位が米