今回から2回にわたり、女性の就活生向けの記事を配信する。前編の今回は、やりがいのある仕事と家庭を両立するために、入社前に認識しておくべき「女性総合職の現実」について、気鋭の社会学者が語り尽くす。 ──シェリル・サンドバーグ(フェイスブック COO)の著書『LEAN IN(リーン・イン)』のなかで「女子大生は幻の赤ちゃんを抱いて就活する」という言葉が印象的でした。つまり、まだ出産も結婚もする前から、その両立を意識している、と。サンドバーグが指摘したように、日本でも、ワークライフバランスを重視し、ライフプランを考えて就活する学生が増えているように思います。